平和だからこそ安心して働ける 身近なところから平和を語ろう
学ぼういかそう憲法 短期連載 第1回
▲岡山・笠岡市職労青年部の「平和学習会」
自治労連は、あらためて職場から憲法を学んで、私たちの仕事と住民のくらしにいかす「学ぼう、いかそう憲法運動」を呼びかけています。ぜひ、身近な話題から憲法に触れていきましょう。【全3回予定】
憲法は国家権力の暴走を許さず、民主主義や平和主義、基本的人権、生存権、地方自治などを保障するよう定められています。だからこそ、「憲法の理念」に沿った行政が実現できているか、あるいは実現するためには何が必要かを常に確認しながら働くことが求められています。
一方、職場では仕事と憲法・平和を学び語り合う機会がありません。今年は戦後・被爆80年の節目。憲法と平和を考える機会にしましょう。
多くの地域には戦争記録や証言集、戦跡があり、平和行政にとりくむ自治体があります。労働組合も「平和だからこそ安心して働くことができる」「二度と赤紙(召集令状)を配らない」の思いから平和のとりくみをすすめています。
岩手の平和マラソンや秋田の反核ライダー、四国ブロックの反核へんろ、原爆パネル展の展示などの企画を毎年とりくむ自治労連の仲間もいます。岡山・笠岡市職労青年部は8月8日に「平和学習会」を開催し、「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんのドキュメンタリー映画を鑑賞し、グループに分かれて思いを共有しました。
まずは平和について語るとりくみや、身近な戦跡めぐりなどから始めてみてはどうでしょうか。