「対話と学びあい」で仲間増やし要求実現
自治労連第47回定期大会 福岡県北九州市
自治労連第47回定期大会が8月24~25日に福岡・北九州市内で開催されました。職場要求の実現や住民のくらしを守るとりくみなど、全国の経験と教訓を共有。戦後・被爆80年の節目にあらためて憲法と地方自治をいかし、平和や基本的人権を守る運動方針を確認しました。
「対話と学びあい」の実践で確信が広がった
自治労連は要求実現のとりくみと組織の強化拡大を一体のものとして、職場や地域で「対話と学びあい」をすすめるよう呼びかけてきました。
討論では「職場に入って積極的に声かけをするようになった」「アンケートで集めた声を交渉にいかした」「職員自身が仕事を語るとりくみをすすめている」「会計年度任用職員の賃上げなどの成果を訴えて仲間を増やした」など、対話で労働組合や仕事の役割を学びながら再認識し、要求の引き出しや組合加入につながった実践と確信が報告されました。
また、人員不足や長時間労働・民営化問題についても住民や自治体当局を巻き込んで解決した成果やとりくみの教訓も大いに語られました。
労働組合の魅力と展望を語る青年たち
労働組合のとりくみによって、4年連続の賃金引き上げや労働条件改善などの成果を勝ち取ってきました。「組合の大切さがわかった」「たたかう組合の姿に衝撃と感動を受けて組合役員になった」「次世代継承やジェンダー平等など運動を盛り上げたい」と若い代議員からの労働組合の魅力や展望を語る発言も相次ぎました。
高まる国際緊張や人権軽視の風潮が強くなる現状に、「自治体労働者の役割は憲法にもとづき住民のいのちとくらし、人権を保障すること」「戦争は過去や他人事でない」と憲法と地方自治をいかして、平和や基本的人権を守る運動にとりくむ決意を固め合いました。
▲議長団 武井志保さん(右)、谷口史子さん(左)
▲戦後・被爆80年の節目に、国民平和大行進でつないだリレー旗13枚が集まり、そのレプリカが広島と長崎の代表に贈られました
▲大会マスコットキャラクター SARAくん