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戦後・被爆80年 平和への思い未来へ

ヒロシマ平和ツアー(名古屋市職労)、九州コネクト青年企画in沖縄(九州ブロック青年部)

▲ヒロシマ平和ツアーには17人が参加しました

この8月で戦後・被爆80年を迎えます。終わりが見えないウクライナ侵略やガザ地区でのジェノサイド(集団虐殺)に対する怒りの声が高まるなか、核兵器の恐ろしさや日本の米軍基地問題を学ぶ企画が各地でとりくまれています。名古屋市職労と九州ブロック青年部のとりくみを紹介します。

語り部や資料館、似島で核兵器の恐ろしさ学ぶ [名古屋市職労]

名古屋市職労は7月6~7日、「ヒロシマ平和ツアー」を開催しました。

初日は、毎月6のつく日に被爆体験の語り部と話せるカフェ「ハチドリ舎」を訪問。このハチドリ舎は「真面目なことを話しても引かれない場」としてつくられました。

語り部の堀江壮さんからそこで被爆後に親族のほとんどが放射能の影響で亡くなった実体験を聞きました。堀江さんの言葉には次世代に期待する力強いメッセージが込められていました。

その後、市内の被爆史蹟をめぐって、原爆資料館で生々しい資料や映像などを見学しました。

2日目は、原爆投下直後の臨時野戦病院として、約1万人の被爆者が収容された似島(にのしま)をフィールドワーク。日露戦争時から陸軍検疫所やドイツ人捕虜収容所が開設された歴史も学びました。

参加者から「語り部の言葉に感銘を受けた。ガイドもよかった」「似島のこと初めて知った」と感想が寄せられました。

▲ハチドリ舎の若いスタッフ(写真右端)の案内で平和記念公園内を見学しました
「戦争は過去ではない」基地問題を身近なものに [九州ブロック青年部]

自治労連九州ブロック協議会青年部は6月28~30日、「九州コネクト青年企画in沖縄」を開催。「対話と学びあい」をテーマに平和学習を取り入れた交流企画として沖縄の現状を学びました。

嘉手納(かでな)基地に隣接する「道の駅かでな」で、沖縄公共一般労組の河野慧さんを講師にフィールドワーク。河野さんは「嘉手納町の約8割が米軍基地で占拠されており、その敷地内の弾薬庫に核兵器が貯蔵されている疑惑がある」と解説。また、「県や地元住民は中止を求めているが米軍はパラシュート訓練をしている。住民の不安は募る一方だ」と話し、「戦争は過去のものではない。戦争を経験していない青年にも考えてほしい」と訴えました。

参加者から「実際に米軍基地を見て、身近な問題だと実感」「普段会えない仲間と交流できた」など感想がありました。

▲九州地方の青年ら40人が沖縄に集まりました

▲嘉手納基地を見ながら基地問題の解説を受ける青年