[仕事] [賃金] [職場] 一人ひとりの思いを要求にみんなで実現しよう
各地で青年が学びあい、考え、行動
▲シールアンケートをつかって対話する京都市職労青年部
全国で青年たちが「住民のためにいい仕事がしたい」「自分たちの賃金や労働条件はどうやって決まるのだろう」「働きやすい職場にしたい」と学びあい、対話と交流を深めながら要求実現に向けてさまざまな行動を展開しています。各地の青年のとりくみを紹介します。
住居手当や職場づくり 青年の思いと要求訴え
京都市職労青年部
京都市職労の青年部は、独自の春闘要求書を提出。4月28日に市人事部との春の交渉を行いました。交渉では、市内に住んでいる場合の住居手当加算3000円の特別措置について、継続とさらなる改善を求めました。青年部が4月14日に実施したシールアンケートの結果も活用。アンケートでは「配属後のことで気になるのは?」の問いに「人間関係」と答える青年が多く、意見が言いやすく風通しの良い職場運営が求められていると人事部に要求しました。
また、5月16日に「青年部を好きになってほしい」のコンセプトで新規採用者歓迎会も実施して交流を図りました。要求実現も仲間づくりも元気にすすめています。
▲要求書を手渡す青年部長の水谷裕太さん
大幅賃上げめざして各地で賃金学習会
自治労連岡山県本部
自治労連岡山県本部の各単組で賃金学習会がすすめられています。
岡山・高梁市職労青年部は、4月15日に賃金学習会を開催し13人が参加しました。高梁市では、4月からの給料表の改定にともない、青年自身の給与明細書を見ながら賃金や各種控除の内容や、時間外超過勤務手当の計算方法を学びました。
岡山自治体一般労組玉野支部では組合加入につなげるため、5月13日に玉野市の新規採用者向けの賃金学習会を開催。自治労連岡山県本部の小野一仁書記長を講師に、新規採用者は給与明細書の見方や「賃金とは何か」「自治体労働者の役割」を学びました。
▲高梁市職労青年部の賃金学習会
仲間とともに体験し防災の重要性を学ぶ
愛知県本部青年部
自治労連愛知県本部の青年部は5月11日に、静岡県の浜松市防災学習センター「はま防~家(ぼ~や)」で学習交流会を開催しました。学習会では、防災センターの職員から施設の紹介や防災について、職員自身の体験をふまえた話を聞きました。
体験ツアーでは「地震対策をした家具と対策していない家具で、被害はどのように変わるのか」「防災グッズの重さを体験してみよう」と体験。そのほかタブレットを使った防災クイズや、避難所体験など楽しく防災を学ぶことができました。
小学生を対象にした分かりやすい内容でしたが、参加者からは「能登半島地震の災害関連死の原因は、凍死が多かった話は衝撃だった」「避難所で要望が高かった物資の第3位がウェットティッシュと知り、状況によってニーズが変わるのだと感じた」と、自治体・公務公共の仕事をしているからこそ見えてくるものや感じることができた学習会になりました。
▲センター職員の解説を聞く青年たち