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すすむ非正規公共112 手描き漫画でわかりやすく成果を伝えて仲間を増やす

岡山県本部 倉敷市職労給食調理員部会

▲絵を担当した森長千穂さん(左)、金安真七美さん(中央)と松井由美さん(右)で内容を担当

岡山・倉敷市職労給食調理員部会では、組合活動の内容や成果などを伝えるため、漫画で『会報』を発行しています。

2024年に会計年度任用職員の大幅賃上げを実現した倉敷市職労。給食調理員部会の松井由美さんが、新たに加入した組合員に賃金労働条件について説明すると「漫画ならわかりやすいのに」と意見がでました。実は長年同じ思いを抱えていた松井さん。「これはもう漫画をつくるしかない」と、漫画の描き方もわからないなか、絵やセリフの配置など何度もつくり直し、仲間と一週間かけて『会報』を作成。今年1月に発行すると「給料のしくみなどすごくわかりやすい」「組合ってがんばっているんだ」と、組合員や未加入の職員からも大きな反響がありました。2月の『会報』では職場の組合員が登場し、組合加入に至った思いを紹介するなど、工夫ある紙面で着実に組合員を増やしています。

「漫画を一からつくるのは大変だったが、発信の意義や工夫の大切さを学べた」と松井さん。「組合では以前から雇用の制限撤廃や低すぎる賃金の改善を要求していて、職場アンケートも予定している。これからも自分たちの『やりたい』『伝えたい』の気持ちを大切に、わかりやすく親しみやすい会報をめざす」と語りました。

▲『会報』には松井さんがウサギ、金安さんがカエル、森長さんがペンギンになって登場します