この冬は暖冬とはいうものの寒い。暖かく過ごしたいですが、気候危機が叫ばれるなか、エネルギーをたっぷり使用するのも環境負荷を拡大することになり、気が引けます。聞くところによると、冷房より暖房の方がエネルギーが必要といいます。そんな迷いのなか手に取った本です。

冬のように室温が低くなる時期にそれを回避することが健康にどれだけいい影響があるかを説いています。着込んで対応するのではなく、大半の熱が逃げている家の窓を替えることに焦点を当てています。断熱性を劇的に高め、エネルギー効率を上げ、実現できることを具体的に示しています。

光文社新書
2020年10月
217ページ
定価：858円（税込）