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すすむ非正規公共102 スクールカウンセラー 子ども守る心理職の雇い止め撤回を

東京自治労連 心理職ユニオン(東京公務公共一般労組・心理職一般支部)

▲都教育委員会と団体交渉する心理職ユニオン(右)

都内の公立高校に配属されているスクールカウンセラーは、会計年度任用職員として、専門性を発揮して長く児童や保護者を支援してきました。しかし、1月、都は再度の任用について多くの不採用を通知、大量の雇い止めが起こりました。

心理職ユニオンへ「長年勤務してきたが不採用になってしまった」と労働相談が寄せられました。心理職ユニオンは、さっそくアンケートにとりくみました。2月2日に実施した記者会見では、300件以上(2月18日時点で728件に)寄せられた回答のうち約3割が雇い止めになった実態を報告。出席した当事者から、「現場ではカウンセラーによる安定した支援が求められている」「選考基準が明確でない」「人の命にかかわる仕事が軽く見られている」と雇い止めの撤回を訴えました。

翌3日にはオンライン説明会を実施し、今後の活動と組合加入を訴えると、30人ほどが加入しました。2月26日の教育委員会との団体交渉で、「子どもや保護者たちから泣かれてしまった」「生活が成り立たなくなってしまう」と涙ながらに訴えました。

東京公務公共一般労組の原田仁希書記次長は、「勤続が長いベテランを簡単に切り捨てるやり方は専門性の否定だ。制度そのものを抜本的に変えていく必要がある。ネット署名も行っており、全国から支援いただきたい」と語りました。

▲ネット署名はコチラ

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