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〔99〕子どもの笑顔が私の幸せ

かがやきDAYS2023年3月号 Vol.592

子どもの笑顔が私の幸せ

三重・四日市市文化まちづくり財団職員労組 道上(みちうえ) 香(かおり)さん

▲ピエロ姿の道上さん。フルメイクです

色とりどりの風船をひねって組み合わせ、さまざまな物をつくり上げるバルーンアート。

道上さんはバルーンアートを始めて約18年。バルーンアートをやっている友達を見て自分もやりたいと習い始めました。小児科病棟や小学校の文化祭の飾りつけなど、ボランティアで活動中です。

ショックな出来事が今でも習い続ける力に

道上さんは四日市スポーツランドのイベントで「ピエロの彩葉さん」としてバルーンアートパフォーマンスに出演したことが縁で、現在は同ランドの事務職員として働いています。

バルーンアートで道上さんが一番うれしいと感じるのは子どもたちの笑顔が見られること。「『何がいい?何色が好き?』など、短い時間でも子どもたちとのコミュニケーションが好き。そのとき子どもたちの望むことをしてあげたい」と楽しそうに話します。

忘れられない出来事は、イベントで「恐竜をつくって」と言われ、つくった恐竜がその後ゴミ箱に捨ててあるのを見つけたとき。「きっとその子の望む恐竜ではなかったのでしょう。子どもが望んだものを望んだ形で目の前でつくってあげるために、今でも習いに行っています」

百種類以上つくれます!全国から呼んでください

子どもを取り巻く環境が厳しいなか、パフォーマンスでたくさんの子ども、家族と接している道上さん。「子どもに『ありがとうと言いなさい』と言うお母さんがいますが、怒らずにご自身が『ありがとう』と言えば子どもは親の真似をします。子どもは小さくても一人の人格。子ども一人ひとりが大切にされ、みんなが幸せになってほしい」と思いを語りました。

現在は新型コロナの感染拡大でイベント開催が激減しています。本来であればピエロのフルメイクが、今はマスクを着用してのパフォーマンスに。そのため、少しでも早くコロナ危機が収束し、マスクをはずしていろいろな所に行きたいという夢を持ち続けています。

「花・犬・剣の3種類から始めたバルーンアートも今では百種類以上つくれます。どうか私を呼んでください。全国どこへでも行きますよ。そして四日市スポーツランドにも遊びに来てくださいね」とアピール。これからも、子どもたちとご自身の夢を大きく膨らませてください。

道上さんへのご連絡は、まず『自治体の仲間』編集部へどうぞ。

▲三重県立医療センターの総合案内窓口を飾るアーチ

▲四日市市で行われたピエロのクリスマスパーティー。前列左から2番目が道上さん