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MESSAGE 新入職員のみんなに伝えたい現場の想い

東日本大震災(2011年)で重要な経験をした岩手の仲間と、現在、南西諸島でのミサイル配備がすすむなか現場でくらし働く沖縄の仲間から、新入職員のみんなに知ってほしい大切な想いを伝えます。

災害時でも力を発揮するために組合に入って仕事もがんばろう

岩手・大船渡市職 松川 恵子さん

採用1年目のときに東日本大震災がありました。当時、国民健康保険の担当で窓口業務しか経験がなく、災害対応の訓練もしたことがありませんでした。高台の市役所庁舎から津波と燃え上がる建物をただ見ていることしかできず、自分の無力さを痛感しました。震災直後は業務も増え、落ち込むこともありました。

そんなとき、職員の長時間労働軽減やさまざまな要求を組合にとりまとめてもらいました。そして全国の仲間からの多大な支援と応援に励まされました。

いまも地域福祉の窓口業務で住民の声を聞き、「住民と市役所をつなぐ重要な仕事」とやりがいをもって頑張っています。

私たち一人ひとりが被災者になる可能性もあります。災害が起きた時も自治体職員として力を発揮できるよう、日ごろの備えはもちろん、組合に入ってともにがんばっていきましょう。

子ども逃げまどう未来いらない 職場や地域で平和を求める声を

沖縄公務公共一般労組 宮古島支部 楚南(そなん)有香子さん

学童指導員として島の子どもの教育福祉に携わっています。いま、宮古島や隣の石垣島で自衛隊駐屯地建設・ミサイル配備が強行されていることを知っていますか。住民とともに反対運動を続けています。「二度と戦火で島を焼かない」「子どもや孫が逃げまどう未来はいらない」と強い思いがあるからです。

戦争にむかえば、国や軍は命や人権を軽いもの、価値のないものと扱います。労働組合が労働者の権利を求め、「一人ひとりが尊重される社会」を築くことは、平和な社会を築くことにつながっています。多くの組合員が同じ思いで組合活動や平和運動に参加していると思います。

新入職員のみなさん、ぜひ一緒に反戦を訴え、非戦を選ぼうと呼びかけ、職場や地域で平和を求める声を上げましょう。

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