メニュー

すすむ非正規公共92 勤勉手当相当を上乗せへ

北海道自治労連 根室市児童館指導員労組

▲子どもたちの成長のために働く指導員労組の仲間

根室市児童館指導員労組は、根室市労連の援助を受けながら、処遇改善をすすめてきました。

根室市は北海道最東端に位置する2万3000人ほどの自治体で、児童館職場では慢性的な人員不足に悩んでいました。安心して働き続けられるよう指導員労組は、会計年度任用職員制度導入時に、パート勤務だけでなくフルタイム勤務も選択できるよう要求し実現。フルタイムの場合は午前中に小学校の学習支援員として勤務。そのことが放課後支援員として働く午後からの仕事のなかにも大きくいかされています。また、原則公募によらない65歳までの任用継続、昇給も当初の10年上限から15年へ拡大させてきました。

市当局は昨年10月末、22人勧を受けて、会計年度任用職員について、月例給は改定後増額となる場合は、正規職員と同様に4月に遡及して改善すること、制度導入時の交渉経緯をふまえ「プラス、マイナスの改定時期を職員と同様とすることを基本」として、勤勉手当改定率分を期末手当に上乗せ支給を提案。提案に対し職場協議を経て、後日合意しました。

指導員労組の藤谷美和書記長は「組合では2018年度から国のキャリアアップ処遇改善事業を活用した認定研修修了者への月額1万円の手当支給をはじめ、職場長との協議で指導員の働き方や職場環境整備などにとりくんできた。しかし、何人もの指導員が退職している。賃金・労働条件の改善で、安心して働き続けられる職場をつくっていくことが重要だ」と話します。

関連記事

関連記事