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第77録 違いを理解し、ともに生きることを考えさせてくれる場所「みんぱく」

いい旅ニッポン見聞録2022年12月号 Vol.589

さまざまな民族のくらし・文化を知る

違いを理解し、ともに生きることを考えさせてくれる場所「みんぱく」

大阪・吹田市 国立民族学博物館

▲みんぱくは万博公園内にあるので散歩も楽しめます

大阪府の万博記念公園内にある「国立民族学博物館」は、通称「みんぱく」と呼ばれています。

文化人類学・民俗学の研究活動と、その成果を展示公開する民族学博物館をもった研究所です。調査・研究の成果にもとづき、世界のさまざまな民族の社会と文化について理解を深めることを目的に1974年に創設され、1977年11月に開館しました。

異文化に触れて世界を感じる

展示は地域展示と通文化展示から構成されており、衣食住などの生活用具、音楽・言語の標本・音源・映像・文献図書などに触れることができます。携帯型の電子ガイド(音と映像で解説)が無料で貸し出しされているため、子どもでも十分に展示を理解できます。

地域展示では、オセアニアを出発して東回りに世界を一周し、最後に日本にたどり着く構成をとっています。一方、通文化展示では、特定の地域単位ではなく、音楽と言語を取り上げて広く世界の民族文化を通覧する形で展示しています。

さまざまな国の文化に触れることで、言葉や環境の違いを理解しあい、ともに生きるとはどういうことなのかを感じさせてくれます。

シアター、図書室、展示が探究心をかき立てる

無料ゾーンにはビデオテーク・みんぱくシアターという、世界の人々の儀式や芸能、生活の様子などを記録した番組を大型スクリーンや少人数で見ることができるブースがあります。また、図書室には文化人類学・民俗学関係の文献や資料などがあります。

探究ひろばでは、「リサーチデスク」「研究の現場から」「世界をさわる」の3つのコーナーがあり、みんぱくの研究や展示をより詳しく知ることができます。

オリジナルグッズがいっぱい

ミュージアムショップには世界各国の民芸品や書籍などが多彩です。オリジナルグッズもあり、のぞくだけでも楽しめます。例えば、世界各国の「ありがとう」の言葉を使った「世界のありがとうスタンプシリーズ」や、みんぱくに展示されている仮面をモチーフにしたマスキングテープ、みんぱくの建物の外に設置されている一代目のトーテムポールをデザインした鉛筆など個性あふれるグッズが並んでいます。

ぜひ、大阪で世界の文化を感じてみませんか。

見聞録メモ
国立民族学博物館
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週水曜日(※水曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)

▲ミュージアムショップで売っている世界のお土産

▲世界中で翻訳されている小説『星の王子さま』

▲世界各国の言葉「ありがとう」スタンプ