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すすむ非正規公共90 ねばり続く要求実現めざそう

山口自治労連 山口非正規公共評

▲交渉を行うリベルタス労組(右)

山口非正規公共評の仲間が奮闘しています。

障害者福祉施設で働く仲間のコロニー労組では、コロナ危機での収入減少などを理由として、2020年冬季から一時金の大幅な削減を強いられてきました。今年の夏季一時金交渉では、少しでも前進をはたそうと奮闘。粘り強く交渉を続け、職場の増員計画と一時金一律1万円の上乗せで妥結しました。

昨年結成したリベルタス労組では、当初パワハラ問題が主な課題となり、実質的に初めての賃金交渉を始めました。しかし、当局は「要求には応じられない」の一点張り。山口自治労連の支援なども受けながら、ようやく5月の交渉で平均の賃上げ額と一時金支給額が明示されました。

また、下関学童クラブ労組では、9月に下関市当局から「市内の放課後児童クラブで働く会計年度任用職員の賃金を改善したい」と組合に申し入れがありました。市は、昨年12月に政府が打ち出したケア労働者への賃上げ対策に公立施設が対象とされながらも、市直営の学童などでは対応していませんでした。組合は、今年2月からの賃上げ実施をめざして年明けから要求書を提出しとりくんでいました。

9月の交渉で市は「組合からの要望に応えて実施したい」「制度が切り替わる機会をとらえて、今年10月から3%程度の賃上げを実施したい」と回答。賃上げの時期は遅れましたが、組合で声をあげた成果です。

厳しいたたかいもありますが、この秋も非正規公共評の仲間は、引き続き奮闘する決意です。

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