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政治の転換でいのちが何よりも大切にされる社会へ

安心して働き続けられる職場 住み続けられる地域を今こそ
自治労連第43回定期大会 全国オンラインで開催

▲運動方針議案を確認し議決する全国の仲間

自治労連は、8月22日、23日に第43回定期大会を開催。コロナ危機のなかで奮闘する仲間の切実な思いと職場の要求、とりくみが語られ、全体で共有しました。「自治体の役割を発揮し、ポストコロナにふさわしい職場と社会をつくろう」と、運動方針を確認しました。

第43回定期大会は、新型コロナ感染拡大防止の観点からオンラインで開催。全国約80カ所以上の接続で、295人の代議員含む442人が参加。

大会では、「ポストコロナ」にふさわしい社会をめざして運動をすすめ、総選挙での政治の転換と公務公共の拡充を実現する。基本的人権の尊重、主権在民と民主主義が貫かれた平和な自治体づくり。奮闘する労働者にふさわしい賃金と労働条件の確立と職場に依拠した運動、仲間づくりをすすめる運動方針案が提起されました。

収束見えぬコロナ危機 「政治変えたい」の声

討論では、「救える命が救えなくなっている」現場での医療従事者の悲痛な声や、増え続ける感染者数に無力感で押しつぶされている保健師と職員の実態が報告されました。この深刻な実態に対して、多くの代議員から「政治を変えない限り、国民のいのちは守れない」と強く訴えられました。

経験と工夫をいかし要求実現すすめる

コロナ感染の影響で組合活動が困難になるなかでも、各地方組織や単組でオンラインでの会議や集会などを併用しながら、職場を回り長時間労働を把握するなど、工夫をこらして職員や地域に寄り添う組合活動がすすめられました。

職場で集めた声を当局に突き付け交渉するだけでなく、地域住民や市民団体とも共同しながら、SNSなども活用し、人員増をはじめコロナ対応にともなう休暇制度や職場要求の実現を勝ち取った成果も報告されました。

「新・いのち署名」で運動をさらに広げよう

昨年末から全国でとりくまれ、国会に提出された「安全・安心の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための国会請願署名(いのち署名)」について、各地の活動が発言されました。

「住民から『がんばってください』と励ましをもらった」など、地域に足を踏み出して得た経験も共有されました。

運動方針では「新・いのち署名(仮)」のとりくみが提起され、引き続き署名を通して住民との共同と運動を広げていくことが確認されました。

自治労連運動を確信に仲間を増やしていこう

青年の代議員からは、「未来づくり青年プロジェクト(青プロ)」の全国でのとりくみについて発言があり、各職場での経験を交流するとともに、自治体の役割とやりがいを学んでいることが報告されました。

また、これから始まる秋季年末確定闘争でも、コロナ危機を理由とした賃下げなどを許さず、仲間を増やして大幅賃上げの実現と会計年度任用職員の待遇改善をすすめていく決意が、多くの代議員から語られました。

▲体温検査や感染予防対策を行いました(静岡)

自治労連の新しい仲間を紹介します これから一緒にがんばります

京都 宇治市保健推進課 保育士労働組合

京都・宇治市保健推進課保育士労働組合の自治労連加入が承認されました。宇治市の保健推進課の事業などにかかわって働く保育士(会計年度任用職員)によって結成されました。森口香澄委員長は「これから一緒にがんばっていきたい」と決意を表明しました。

▲桜井自治労連中央執行委員長から森口委員長(左)へ組合旗が手渡されました

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