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緊張つづく現場 心身ともに限界 熱海土石流災害

静岡・熱海市職連委員長 小島 輝久さんに聞く

▲土石流の被害を受けた熱海市(7月9日)

7月1日からの豪雨による静岡県熱海市で発生した土石流災害は、死者22人、行方不明者5人(7月28日)におよび、今も救出活動がすすめられています。現地と職員の様子について、市の危機管理室主幹でもある熱海市職連の小島輝久委員長に聞きました。

「行方不明者がまだ見つかっておらず、現場は緊張した状況が続いている。職員・組合員は、経験したことのない災害に不安な気持ちでいっぱいだ。現在、県職員や近隣自治体から支援がきて一緒に奮闘している」と話します。ボランティアや罹災証明の窓口などが開設されましたが、コロナの影響もあり、限定的で多くの人に手伝ってもらう状況ではありません。

小島委員長は、「みんな心身ともに限界を超えている。今は気が張っているが、少しでも気が抜けたら倒れる職員が続出するのでは」「職員に労働組合として何かしてあげたい思いがあるが、今はそれすらも考えられない」と語りました。

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