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すすむ非正規公共77 結成の歴史振りかえり仲間増やす

山口自治労連 宇部市職労保育園支部臨時・嘱託職員分会

▲例年開催している交流会(2018年)

山口県宇部市の公立保育園で働く会計年度任用職員の保育士、給食調理員の多くが宇部市職労に加入しており、保育園支部臨時・嘱託職員分会でがんばっています。

以前、市が保育園職場の臨時職員を嘱託職員に切り替え、数人を雇い止めにしようとしたことが分会結成(2010年)のきっかけでした。当時、宇部市職労と保育園支部(正規職員)が臨時・嘱託職員との懇談会を開き、雇い止めへの不安を受け止め、「不当な雇い止めを撤回させるために、自ら組合に入って一緒にたたかおう」と呼びかけ、45人の臨時・嘱託職員が加入しました。

交渉に参加した当事者たちの「やっぱりおかしい」の一言が当局の態度を変え、雇い止めを阻止しました。

昨年の会計年度任用職員制度導入の際でも、学習会を重ねて要求書を提出し、交渉を行ってきました。基本賃金の格付けに経験を加算し、一時金2・6カ月、支給対象は週15時間以上の職員にするなど反映されました。

この間、新型コロナ感染症対策の影響で、職員全体が集まって実施していた他園との実践交流などができず、組合加入も停滞していました。

そこで『保育園臨時嘱託職員分会のあゆみ』を作成し、各園単位で学習会を企画。未加入の同僚も誘い、分会結成時からの歴史を振りかえり、疑問を出し合い学びました。『あゆみ』はわかりやすく、あらためて労働組合の意義を共有できました。結果、2つの園では5人が加入するなど、全体で12人が仲間に加わりました。

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