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すすむ非正規公共75 全員交渉で大きな成果

自治労連福島県本部 郡山市社会福祉協議会労組

▲郡山市社協労組の仲間

郡山市社会福祉協議会労働組合は、1977年に結成された市内2つの保育職場の職員で組織する労働組合です。正規、常勤嘱託、非常勤嘱託、再任用、臨時とさまざまな労働条件で保育士、看護師、調理員が働いています。

ここ数年、当局に対して、「パートタイム・有期雇用労働法などの法律改正にもとづいた改善をせよ」と要請してきました。

2020年4月からは、「常勤嘱託職員の無給の特別休暇を有給休暇に改善」させたことに続き、21年4月からは、①常勤・非常勤嘱託職員に対して、正規職員と同一基準で扶養手当、住居手当を支給する、②臨時職員に対して、夏季休暇3日を特別休暇として新設する、③臨時職員の業務上の疾病による療養休暇について「必要と認める期間」を有給の特別休暇として新設する、④コロナ感染予防の清掃補助員配置に向けて臨時職員を募集するなど処遇前進を実現させました。職場の非正規職員も含めた全員交渉での成果です。

田代クミ子委員長は「組合活動で雇用条件が良くなることで、仕事に対しての意欲も高まる」と話します。また、臨時保育士の槻田絵美さんは、「夏休みを特休で取得でき、家族との休みを満喫できそうだ」と喜びを語ります。

コロナ危機のなか、組合活動が困難ですが、組合員一人ひとりの声を集めるなどの原則的な活動を行い、さらに給与アップ、人員増、インフルエンザ予防接種の全額補助などの職場要求を、組合員全員の団結で実現めざしてがんばります。

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