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核兵器禁止条約に日本政府も参加せよ

核のない世界まったなし 3・1ビキニデー

▲2月28日に行われた日本原水協の全国集会(WEB)

3・1全国ビキニデーの前日2月28日に日本原水協全国集会が開催されました。日本原水協の安井正和事務局長は、署名運動を広げ日本政府に条約参加を求める世論を築くことを提起しました。

法政大学の山口二郎教授は「『核の傘に守られている現実を見よ』というが、人類の歴史からあるべき姿を見失ってはいけない」と連帯のあいさつ。音楽評論家の湯川れい子さんは「核兵器が人類にとって非人道的なものだと世界が認めざるをえなくなった。絶対にあってはならないと自分自身が思わないかぎり戦争も核兵器もなくならない」と語りました。

海外各国代表からも参加があり、韓国社会進歩連帯政策・教育局長キム・ジンヨンさんは「核兵器禁止条約で新しい局面に入った。すべての核兵器の断固反対を原則に、米中の軍拡競争の中止や北朝鮮の非核化を求めていこう」と訴えました。

核兵器廃絶の実現急げ

翌3月1日のビキニデー当日、1954年にビキニ環礁で被爆し40歳の若さで亡くなったマグロ漁船「第五福竜丸」船員の久保山愛吉さんが眠る静岡県焼津市の弘徳院で墓前祭が行われ、国内外の代表が参加し、核兵器のない世界の実現を誓いました。

一方、「第五福竜丸」の元乗組員で小中学校を中心に講演活動を行っていた大石又七さんが3月7日に逝去しました。核兵器廃絶の実現が急がれます。

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