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3・11 あの時、いま、そしてこれから… 住民本位の復興へ

東北と全国の仲間をつなぐ自治労連全国交流集会

▲世界中の「Thank You」「ありがとう」の言葉と子どもたちの笑顔が描かれた岩手・三陸鉄道の車両

東日本大震災から10年が経ちました。自治労連は「3・11あの時、いま、そしてこれから…東北と全国の仲間をつなぐ自治労連全国交流会」を2月20日に開催しました。震災復興の現状と課題を共有し、東北の仲間を励ますこと。公務公共の役割を明らかにし災害に強いまちづくりにいかすこと。福島第一原発事故を教訓に原発ゼロ運動を広げることの3点を参加者で確認しました。

災害に強いまちづくりが公務公共の役割

集会のオープニングでは、全国から寄せられた震災当時の写真が流れ、参加者の記憶を呼び起こしました。

主催者あいさつで桜井眞吾自治労連中央執行委員長は「災害に強いまちづくりと、公務公共の拡充をともに考え、この集会で全国の仲間が支えあう自治労連の存在を確認しよう」と参加者に呼びかけました。

集会には岩手県陸前高田市の戸羽太市長から「いざという時に地域のみなさんのために100パーセントの力を発揮していただきたい」とビデオメッセージが届けられました。

集会第一部では、岩手自治労連から5人の仲間が「3・11あの時」を振り返り、「職員としてのいろんな判断、苦労、知恵を使った。市民を守ることが一番だ」と公務公共・自治体職員の役割の重要性を訴えました【関連記事はこちら】。

仲間の団結で公務公共の拡充を

第二部では、自治労連がとりくんだ震災支援とボランティア活動を映像とともにナレーションで振り返りました。

全国のボランティアが宿泊した現地・鈴木旅館の鈴木繁治さんがビデオで登場し「広間36畳に50人が入った。いろいろ不便をかけたかも」と当時の様子を話しました。

つづいて、東日本大震災でひき起こされた福島第一原発事故について福島県本部の笠原浩委員長が報告【関連記事はこちら】。DVD『ふるさと津島』を視聴しました。

集会の最後には、岩手自治労連の中野盛夫委員長が「さまざまな課題や困難はこれからもたくさん出てくるが、自治体労働者の仲間の団結でのりこえていきたい」とまとめました。

» こちらから集会のアーカイブ視聴ができます。

▲大きな津波が沿岸部を襲い、河流をさかのぼりすべてをうばいました