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広げよう!核兵器NO

核兵器禁止条約1・22発効

▲広島自治労連の仲間15人含む全体で200人が参加しました

昨年10月に批准国が条約の発効に必要な50カ国となり、1月22日に核兵器禁止条約が発効しました。同日、広島では市民とともに発効を喜ぶアピール行動が行われました。アピール行動の様子とともに保育園で子どもたちに平和の心を伝え育てる広島の仲間からの声を紹介します。

日本政府の条約批准・署名に向け運動を

広島では22日、原爆ドーム前で、「核兵器禁止条約発効!!! おめでとうパレード」が行われました。主催者を代表して、原水爆禁止広島県協議会代表理事の高橋信雄さんが、「長い時間がかかったが、今日を迎えることができ、みなさんと喜び合いたい。国連全加盟国が批准していくためには、日本政府の批准・署名が何よりの力であり、批准に向け運動を強めていこう」とあいさつ。集会には被爆者からのメッセージもありました。集会後は市街地を行進し、条約発効と核兵器廃絶をアピールしました。

核兵器禁止条約は、現在52カ国が批准しています。日本での「核兵器禁止条約への調印(署名)・批准・参加を日本政府に求める意見書決議」を採択した自治体議会は、528自治体議会になりました(1月22日現在)。

核兵器のない平和な世界は悲願

条約の発効を受けて、広島市職労の三次(みよし)みはるさん(保育士)は「私たち広島で生まれ育った者にとっては核兵器のない平和な世界の実現は悲願です」と語ります。三次さんのお父さんは中国大陸で兵隊として戦争を体験し、お母さんは被爆者です。

「私は小学校からずっと平和教育を受けて、戦争体験者の強い思いを感じながら過ごしてきた。核兵器禁止条約発効によって、確実に世界平和の実現に一歩近づいた」と話します。

「平和な心」を保育とおし育てたい

毎年、広島市の保育園では、原爆投下の8月6日に平和式典を見て黙祷します。「私の担当する0~2歳も私たちをまねて小さな手をあわせている。『おこりじぞう』など絵本を読み聞かせ、折り鶴をつくる保育士の姿をじっと見つめながら、『ガブ(噛みつき)したらいけんよね』とつぶやくんです」と園児たちの様子を教えてくれます。

「私たちが大事にしているのは日々の生活のなかで子どもたちに平和な心を育てることです。『自分ってすてき』『生まれてよかった』『友だちが笑顔でいてうれしい』と思える平和な心を育みたい」と平和と保育のつながりと思いを語ってくれました。

▲平和の意味を問いかける園だより

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