メニュー

住民に寄り添う大切さを学ぶ 困難のいまこそ地域に踏み出そう

商店街振興組合と懇談 京都府職労連

▲京都三条会商店街振興組合を訪問した京都府職労連と馬場雅規専務理事(後列左から3人目)。馬場専務理事はウナギ蒲焼きと総菜を扱う「馬場商店」を経営しています

京都府職労連は「コロナ危機のなか、国や行政に何が求められているか」「商店街で生の声を聞こう」と、昨年6月と9月に、京都府内の商店街への聞き取り調査にとりくみました。商店街振興組合とも懇談し、「売り上げが5割以上減った」など深刻な実態を聞くなかで、自治体の仕事がどう受け止められているかを知り、住民のために何ができるか自ら考え行動することの大切さを学びました。

地元・高齢者にとって重要な役割持つ商店街

京都府職労連は青年部を中心に、11月29日、聞き取り調査した京都三条会商店街振興組合を訪れました。さっそく、振興組合専務理事の馬場(ばんば)雅規さんに「調査が商売の迷惑になるのではとためらいがあった」と率直な青年の思いを伝えます。

馬場さんは「私たちもたくさんの思いがあるけど、言う場がない。店舗からきついこと言われたかもしれないけど、こちらこそ話を聞いてくれてありがとう」と笑顔で青年の不安を打ち消します。

調査では、売り上げが5割以上減った商店が約半数にのぼり、観光客だけでなく地元客の買い物減やイベント等の自粛、学校給食等の休止が要因となり、家賃や人件費も影響しています。

「商店街イベントのほとんどが中止。どの店も不安でいっぱいだが、うちは地元客が多く、特に総菜一つから届けている店もあり、高齢者にとって重要な役割がある」と馬場さんは語ります。

気づきと励まし得た商店街聞き取り調査

補助金申請などが煩雑で困っている経営者の声について、青年からも「ネット申請のほうが便利だろうと考えていたが、『電話、郵便のほうがやりやすい』と今回の調査で言われて認識を改めた」と気づきを伝えます。

馬場さんは「書類の一つひとつから、経営者の悩みや苦しみに寄り添ってほしい」「でも、職員が悪いのではなく、国や政治家がきちんとすべき」と府や市の職員の仕事に理解を示します。

今回の調査を通して、ある商店から京都府職労連へ「このような大切なとりくみを行政が勤務時間内にできないことに根本的問題を感じる」「京都府職員の勤務実態の改善のお手伝いができれば」と激励されました。

最後に馬場さんは「いま、商店街を盛り上げてほしいと求められています。ぜひ、みなさんにも商店街を利用していただきたい」と訴えました。

経験いかし住民とともにさらなるとりくみへ

京都府職労連は、この間、給付金・補助金の申請方法の改善など商店街調査の結果を踏まえ副知事に要請してきました。副知事からも「必要な書類が多すぎて申請をあきらめるのでは本末転倒であり、改善が必要だ」と回答がありました。

また、組合の機関紙でも調査結果を知らせると、「調査だけでなく次のとりくみが必要」と声が上がっています。

京都府職労連では、今年2月28日に、「コロナ禍のくらしと経済を考えるつどい~商店街調査を踏まえて」を計画しており、さらなるとりくみをすすめています。

▲京都市内にある三条会商店街

▲調査に参加した時の思いや学んだことを伝える京都府職労連の青年たち

▲京都市内3回、宇治市内1回の聞き取り調査に、のべ100人以上の組合員が参加しました

関連記事

関連記事