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必要なサービスを住民に保健所の業務改善は急務

京都市の公衆衛生行政充実を求めるフォーラム 京都市職労

▲オンラインも含め70人がフォーラムに参加しました

保健所機能の再評価と公衆衛生行政の拡充・発展にむけて「京都市の公衆衛生行政充実を求めるフォーラム」が11月1日に京都市内で開催されました。フォーラムで報告された京都市職労の保健師への聞き取り調査、市民アンケートについて紹介します。

「困ったときの相談」保健所へ市民の期待

京都市職労が今年9月から実施した市民アンケートの集約結果と、京都市で働く保健師への聞き取り調査結果について福本えりか書記次長が報告しました。

集まった172件の市民アンケート回答では、「京都市の保健所が市役所に一つしかない」ことを知っている市民は34%。各区役所にある「保健所支所ではコロナ対応していない」ことを知っている市民は25%だけでした。一方、保健所に期待することの一番は「困った時の相談」でした(下グラフ参照)。

しかし、市民が困った時に相談できる市役所、保健所ではなくなっている実態が聞き取り調査で明らかになりました。

組織改編と業務分担制で必要なサービス届かない

聞き取り調査をすすめるなか、ある保健師は、「住民約2000人の地区を担当していた時は、『あの市民のことが気になる』と思えば家庭訪問ができる余裕があったが、今は訪問に出る頻度が減り、そもそも区役所窓口に相談に来た人にさえ十分に支援できているか自信がない」と語っていました。

繰り返し行われてきた組織改編と業務分担制によって、保健師が行うべき必要なサービスが住民に行き届かなくなっている現状を福本書記次長は訴えました。

保健所、保健師の役割「よくわかった」の声

会場からは、コロナ対応を最前線で行う現役保健師、OB保健師も発言。そのほか医療機関、医療関係団体から京都市の公衆衛生行政の実態や充実を求める声など、さまざまな発言がありました。参加者からも「保健所、保健師の仕事や役割がよくわかった。保健師が専門性を発揮できるよう業務の改善が必要」と感想が寄せられました。

「フォーラムを通じて、京都市の公衆衛生行政の実態が立体的にとらえられるようになってきた。とりくみは始まったばかり。今後、公衆衛生行政の充実に向けて、さらに聞き取り調査等をすすめていく」と福本書記次長は決意を話しました。

▲保健所利用の内容(複数回答あり)

▲保健所に期待すること(複数回答あり)

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