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水はいのち 水道民営化ストップ

~未来へつなごう~ 9・13 命の水 全国のつどい in 浜松

▲浜松のメイン会場から全国にウェブ配信しました

水道の民営化をさせない全国のつどいが9月13日、静岡県浜松市で開催されました。ウェブ配信も行われ、全国126カ所、浜松市内56カ所のサテライト会場で視聴されました。また、集会に先立ちJR浜松駅前でスタンディングを行い、「浜松市長にコンセッション(運営権の譲渡)導入を断念させよう」と市民に訴えました。

浜松市民のとりくみが世界を励ましている

集会で講演したアジア太平洋資料センター共同代表の内田聖子さんは「安倍政権は内閣府に企業スタッフを引き込み公共サービスの民営化を推進してきた。『日本を世界で一番企業が活躍できる国とする』と公言し、水を商売の道具にしようとしてきた。世界は、浜松市民のこれまでのとりくみに励まされている。先駆者として活躍してほしい」と期待を述べました。

▲内田聖子さん
公的事業や施設は市民の財産、再公営化推進を

続く、トランスナショナル研究所の岸本聡子さんの講演では「2000年からの20年間で、世界では水道311、地方行政サービス223、エネルギー374、医療・福祉サービス138、廃棄物回収処理85、地域交通47など計1408件が再公営化された。民間運営の問題点は、経営内容の不透明さや公的機関による監督不足があげられる。再公営化では過去の公営より、より良い公営化をめざさなくてはいけない。市民との共同が必要。公的事業・施設は市民の財産だから、市民が口を出せるシステムを自治体の責任で構築するべき。それが民主主義を標榜する国の当たり前なこと」と公共サービスの展望を示しました。

▲岸本聡子さん
全国のとりくみを交流 協力し合い運動前進を

集会後半には、全国のとりくみを交流。水道民営化の流れを決めた宮城県議会に対し「住民説明会も行われておらず、公開質問にもまともに答えていない、反対運動はこれから」と決意する宮城の仲間。また、岐阜市議会議員に仲間を当選させて反対運動をすすめている岐阜県では「議会も通じて市民へのアピールを強めていく」と報告がありました。大阪市からは「都構想により民営化が推進されることを懸念している。市民の財産が失われる」との発言がありました。その他に、愛知・岡崎市、三重・四日市市の活動報告がされ、お互いの活動を支え合い、公共サービスを住民とともに守ろうと確認しました。

▲JR浜松駅前でスタンディング

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