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保健所職場の実態調査より

本調査では、20年4月におけるコロナ対応の職場実態について、東京・大阪・神奈川など32の保健所(支所含む)から回答がありました。「常勤保健師の4月のサービス残業」について「大幅にあった」(12.5%)、「少しあった」(31.3%)と合わせて4割を超え、残業時間の最高時間数では「175時間(東京)」「186時間(神奈川)」「147時間(大阪)」が報告され、不払い残業の実態と過労死水準超えの超過勤務が確認されました。

人員体制について、感染拡大した4月時に「全く足りなかった」が65.6%となり、「仕事上、精神的にストレスを感じたか」の問いには、「強く感じた」「まあまあ感じた」を合わせて7割の職員が回答しました(ストレスの内容は図1を参照)。

今後必要な対策(図2・複数回答)については、「医師・保健師等専門職種の人員の拡充」(27.2%)が圧倒的に多く、次いで「専門職種以外の人員の拡充」(16.0%)、「業務量の削減」(12.3%)、「第一波の結果分析と課題の総括」、「医療機関との連携」、「人材育成」などが続き、人員体制・機能の強化と充実が求められています。

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