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主張 平和・いのち・くらし守りきる社会

世界中を覆う危機、みんなが力を合わせるとき

新型コロナウイルスによる感染は、全世界で猛威を振るっています。感染拡大が長引けば長引くほど、感染者も死者も増え、いのち、くらしが脅かされており、一刻も早く収束させることが必要です。

また、この間の断続的な豪雨により、熊本県など九州はじめ、東海、中国地方などで大きな災害が発生しています。海外でも大規模な災害が相次いでいます。

グローバル化の進行で、世界中の人々の安全・安心な社会が確保できなければ、世界経済は成り立ちません。地球温暖化は一国だけで対策できるものではありません。「新型コロナウイルス対策」でも「温暖化対策」でも、国際協力が重要になっています。

対立や分断ではなく、連帯する社会をめざそう

新自由主義経済のもと、世界の国々は、もうけ最優先で、環境を破壊し、労働者を酷使し、格差と貧困を拡大してきました。そして、他国より優位になるためと核兵器や武力を使った覇権争いが行われ、紛争が続く地域も残されています。お互いが支え合う協力・連帯が求められています。

国連・グテレス事務総長は、世界の紛争に対して「世界が新型コロナウイルスという共通の敵に立ち向かうなか、即時停戦を呼びかける」と訴えました。

広島と長崎で核兵器が使われてから75年になります。世界にはおよそ1万4000発の核兵器がいまも存在し、平和と友好を保ち、協力することの障害となっています。2017年、国連で「核兵器禁止条約」が採択され、現在、40カ国で批准され、条約の発効まであと10カ国に迫っています。人々が協力し合えば、核兵器のない、平和で安心してくらせる世界の実現は目の前まで迫っています。

新自由主義から脱却し、憲法いかした政治に転換を

新型コロナウイルスの感染拡大で、「社会のあり方を見直そう」という声が広がっています。

私たち自治体でも、新自由主義による市場原理の徹底により、民間委託がすすめられ、人員が抑制され、住民のいのちとくらしを支える職場が破壊されてきました。住民のいのちとくらしを守ることができるよう職場体制の拡充を図り、安心して働き続けられる職場にしていきましょう。新自由主義から脱却し、憲法をいかした政治に転換させましょう。

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