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すすむ非正規公共66 会計年度フルタイム任用26人の採用実現

自治労連石川県事務所 石川自治体一般労組 加賀ユニオン支部

▲市当局と交渉する加賀ユニオン(昨年11月)

石川・加賀市立保育園の臨時保育士を中心に結成した石川自治体一般労組の加賀ユニオン支部は、毎年アンケートにとりくみ、機関紙『グーチョキパー』で交渉結果を知らせてきました。2012年に産休取得、クラス担任手当の増額、13年に「空白期間」廃止などを実現。時給アップも毎年必ず要求し、実現させてきました。

今年4月からの会計年度任用職員制度についても要求書を提出し、市当局と懇談を重ねていました。これまで担任や遅番・早番、残業などをやってきたことから「フルタイム任用」だと思っていましたが、1日の勤務時間が正規職員より5分短いだけの「パートタイム」にされていることが判明しました。機関紙でこの問題を繰り返し取り上げ交渉し、ついに全公立保育所でフルタイム任用26人採用を実現。休暇制度でも夏休み5日、産前産休8週間を実現させました。

また、会計年度任用職員制度説明会兼おしゃべり会を通した組合加入もすすみました。おしゃべり会当日、会計年度への疑問に答えるなか、相手の思いを受け止めながら説明すると加入してくれました。声をかけた組合員も「長く臨時保育士をしてきた方で、一昨年の大雪の時の学習会に友だちを誘ってきてくれて、ずっと一緒に活動したいと思っていた」「私の思いと彼女の思いは同じだと感じてうれしくなった」と話しています。

加賀ユニオンは、この間のとりくみと成果に確信を持ち、引き続き組織拡大につなげようと奮闘する決意です。

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