[コロナ禍のいま…くらしを守ろう] 特殊勤務手当を勝ちとる
医療の現場から 高知 四万十市公労
▲病院入口で検温する四万十市民病院
高知・四万十市民病院は、新型コロナに関する受け入れ態勢や整備について県の要請を受け、PCR検査を行う「帰国者・接触者外来」(現在は「地域外来・検査センター」)の運営委託を登録し、4月10日から開設しました。
四万十市公労は4月23日に特殊勤務手当の創設について病院当局と協議。病院局長から「現行の条例に規定がないため、新設に向け6月議会に議案を提出したい」との見解を引き出し、5月14日には、①病棟業務手当、②検体採取業務手当、③宿泊手当の新設にかかわる提案・説明を受けました。
さっそく組合員の意見の聞き取りを行い、5月21日の団体交渉に臨みました。交渉では、「個人の交渉で宿泊施設が受け入れをしてくれるのか疑問。市が交渉・確保すべき」や、外来スタッフからは、「外来も検体採取では直接かかわる。スタッフの不安は同じ」との率直な意見が出されました。
粘り強い交渉の結果、病棟・外来スタッフ間に差をつけることなく特殊勤務手当を日額3000円から上限4000円の支給、宿泊施設については病院が借り上げることで妥結しました。