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すすむ非正規公共64 13人が加入し職場の過半数に

山口自治労連 防府市留守家庭児童学級労働組合(防府留家児労組)

▲結成から7年。粘り強く声をかけ続けついに過半数組合へ

防府市が実施している留守家庭児童学級は、施設整備の遅れと支援員の不足により毎年待機児童を出しており、今年度も一部の学級で希望者を断らざるを得ない状況でした。

そんななか、新型コロナによる休校要請で、3月4日の朝から留守家庭児童学級での受け入れが決定。ところが、市は組合への説明もなく受け入れの「追加募集」案内を保護者に配布するなど、現場の体制も整えず政府の要請を現場に丸投げする当局の姿勢に、支援員は困惑しました。

組合は「市の一方的なやり方をこのまま受け入れるわけにはいかない。市に子どものいのちと健康を守る対策を打ち出させるため、支援員が一つになって声を上げよう」と呼びかけました。

受け入れ開始直前の3月2日に交渉。その前日、「私たちも加入して、みんなで交渉に行こう」と1人の未加入者とともに賛同した支援員も声をかけ合い、13人が組合に加入、過半数の組合が実現しました。

交渉では、「責任をもって子どもの支援を行うために学校の協力を」「子どもが密集しないよう、空き教室も利用させて欲しい」など積極的に発言し、小学校での受け入れが決まりました。

4月からの休校発表前には組合への説明も行われ、小学校側の協力体制も確認。支援員が感染した場合の特別有給休暇や、自宅待機も全額保障することを確認しました。

これからも組合員みんなで力を合わせ、働く環境を整え、子どもたちのためにがんばります。

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