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新型コロナ 仲間と力をあわせて

▲連日奮闘する府立病院の仲間へ励ましと感謝を伝え機関紙を配布

日夜奮闘する現場に寄り添い励ましたい

大阪府職労

大阪府職労では、未曾有の事態に「労働組合として何ができるか、何をすべきか」を議論してきました。現場の声を聴くことを重視し、現場からの要求を大阪府や府立病院機構当局に対して何度も申し入れています。

申し入れと折衝を重ね、いち早く、学校の臨時休校に対応して職務専念義務免除制度や府立病院職員の特殊勤務手当を日額3000円へ引き上げるなどの要求を実現しました。「府庁一丸となって府民のいのちと健康を守ろう」と、多忙化する職場への応援体制の強化も求めています。

また、現場の仲間を励ますためにニュースを随時発行。合わせて、第一線で対応する保健所や連日PCR検査に追われる研究所職員に、感謝のメッセージとともに「ありがとうせんべい」を送り届けました。

さらに、対応に追われる本庁の危機管理室や保健医療室にも機関紙といっしょに「ありがとうクッキー」を添えて配布。府立病院でも、同じクッキー付きで「特殊勤務手当の引き上げ」を知らせるニュースを配布すると、組合員や職員からは「うれしい」「ありがとうございます」という言葉が寄せられました。

大阪府職労の小松康則委員長は、「積極的な在宅勤務がすすめられ、外出自粛が呼びかけられるなかでも、しっかり現場の声を集めるために、『Zoom(ズーム)』(オンライン会議システム)やLINEを活用した組合員への情報発信にも努めています。引き続き、現場の声を第一に、まずはこの状況を乗り切るために全力をあげ、今後の公衆衛生、医療の充実を求めるとりくみにつなげていきたい」と語りました。

▲感謝のメッセージとともに成果も知らせました

職員を支え、市民のくらしを守りたい

滋賀・大津市労連

大津市は4月21日、市職員の新型コロナウイルス感染にともなって、4月25日から5月6日までの間の市役所本庁の閉鎖を発表。本庁舎すべての閉鎖とともに、約1200人の職員を自宅待機としました。職員間の接触を断つことで感染拡大を食い止めるねらいです。

市内で初めて感染がわかったのは3月5日。保健所では、24時間体制で市民からの相談に応じていました。保健所の組合員から、「市民の役に立つ所。今こそ市役所の名のとおり、職員の英知を結集し、職員一人ひとりの持てる力を全面的に発揮して、市民のいのち・健康・くらしを守るためにともにがんばろう」との投稿が組合にありました。組合のニュースに掲載したところ、「感動した。ありがとう」との反響もありました。

市職員への感染が4月11日に初めてわかり、その後4月20日までに11人に増えました。新聞では「行政機能停止不安抱え」と報道されましたが、本庁舎が閉鎖しても、保健所はもちろん、支所やライフライン関連の職員の勤務、保育園・児童クラブでの保育も続いています。

第1種感染症指定医療機関である大津市民病院では、感染リスクの極度の緊張の中で職員が奮闘しています。

江口辰之委員長は、「市内36カ所の支所は、前市長の方針で人件費削減の標的にされ、統廃合や窓口時間の大幅短縮がねらわれていましたが、市民の反対で議会も動き、新市長の判断で方針転換されました。この事態において、『大津に支所があって本当によかった』と頼りにされています。何が起こっても、市役所は市民のいのちと健康、くらしを守るところ。大津市労連は、奮闘する職員をしっかり支えられるようこれからもがんばります」と決意を語りました。

▲封鎖になった市役所本館(4月20日一部封鎖時)

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