メニュー

〔56〕組合の楽しさをたくさんの人に伝えたい

かがやきDAYS2019年4月号 Vol.545

組合の楽しさをたくさんの人に伝えたい

名古屋市職労 伊東(いとう) 侑紀(ゆき)さん

▲伊東さんが植えた花壇の前で。「お花が好きなんです。一番好きなのは桜。だから春はワクワクします」

伊東さんは名古屋市職労青年部、そして福祉支部青年部で奮闘中。保育士として忙しい毎日をおくりながらも「組合活動は楽しいです」と元気に笑います。

4月は新規採用職員や人事異動など、新しい仲間を迎える季節。名古屋市職労青年部でも、組合を知ってもらうために1泊2日の学習・交流企画や新入組合員歓迎企画などを開催しています。とりくみをすすめるなか、企画に参加したり、職場の先輩に誘われて実行委員をやってくれる後輩がいることがうれしいと伊東さんは言います。「その人たちが楽しんで参加している姿、一生懸命な姿を見てステキだなと思って、青年部やさまざまな企画・実行委員に誘っています。自分が声をかけたことをきっかけに参加してくれ、時には真剣に、時にはキラキラの笑顔で楽しそうにしている姿を見ると、誘ってよかったなと思います。組合からつながって、困った時に頼ってもらえる人になれたらって思うんです」

伊東さんがそう思うことには理由がありました。「ある時、仕事で落ち込むことがあって名古屋市職労の書記局で泣きながらぶちまけたことがあります。先輩たちが何も言わずに聞いてくれてとても支えられた。ここに居場所があってよかった」と声をつまらせました。「だから私もだれかにとってそういう存在でありたいな」

そんな伊東さんを組合活動に誘ったのは、やはり保育士の先輩でした。「いろいろな企画に参加し、話を聞くなかで、保育がよくなるためには社会全体がよくならなければと思うようになりました」と語ります。

その時をふり返りながら「組合に誘ってくれる人が身近にいるってとても大事。だからとにかく声をかけて欲しいと思います。もちろん仕事で悩んでいる後輩にも。組合活動に参加して、いろいろな人の話を聞くことは、すべて自分に返ってきます」と力を込めました。

伊東さんにとって組合はたくさんの仲間と出会える場所。自分の知らない職種や職場の人の話を聞くことで自分の仕事を見直したり、新しい知識を得られることが組合活動を楽しいと思える大きな理由です。

今後やってみたいことをお聞きすると「たくさんの人に組合の楽しさを伝えたい」と話してくれました。「私、話すことは苦手だったんですよ。組合で鍛えられました」。組合は人を変えてくれる場所ですね。

▲昨夏の原水爆禁止世界大会。平和への関心が高まったのも入職してから

▲毎年開催している名古屋市職労青年部学習交流企画でグループワーク中