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連続する自然災害 奮闘する仲間たち

台風15号・19号・豪雨被害

▲千葉・君津市に全国からボランティアにかけつけた自治労連の仲間

9月の台風15号に続き、10月12日に上陸した台風19号やその後の豪雨の被害が各地で広がっています。被害が拡大しつづけるなか、災害の状況や復旧支援のとりくみ・ボランティアに奮闘する仲間の活動を紹介します。

台風19号の被害 つめ跡大きく

福島・郡山市職労

郡山市職労は10月15日に市内公共施設をまわり、台風19号による被災状況の確認を行いました。赤木町の赤木地域公民館の施設周辺は、およそ2㍍浸水し、冠水した書類や備品が散乱している状況で地域住民とともに搬出作業や清掃作業に追われていました。

また、富久山クリーンセンターは施設2階に向かう階段踊り場まで浸水。水圧で窓ガラスも割れました。焼却炉も冠水し使用不可となり、復旧のめどが立っていません。

▲水が引いていない郡山市内の小学校(10月15日時点)

全国からの支援に感謝 示される直営力

自治労連千葉県本部

台風15号・19号で甚大な被害を受けた千葉県各地に自治労連の仲間が駆けつけ、千葉県本部とともにのべ200人が復旧支援を行いました。鋸南環境衛生労組の青木浩二書記長は、「県内の自治体から清掃職員が収集車に乗って行政派遣で来てくれて助かった。組合が各地で直営を守っているから災害時に支援に来てもらえる」と災害時に示された直営力と直営を守る組合の意義を語ります。

千葉は10月末で全国からの受け入れを終了します。千葉県本部・竹内敏昭委員長は「復旧・復興には、国・県の財政支援の抜本的な拡充と各自治体での人員増が必要」と話しました。

現業の役割を果たそう 炊き出しを申し入れ

長野・上田市職労現業評議会

台風19号で小学校に避難所が設置され、「何か協力できないか」と炊き出しについて、小学校で働く調理員が申し出ました。しかし、「避難者が少なくなったので不要」の連絡を受け、実施には至りませんでした。

週明け15日の上田市職労現業評議会の総決起集会で、「災害復旧と市民の安全・安心の一刻も早い回復に向けて、自校方式の学校が持つ給食設備と給食調理員を有効に活用していくこと」を組合員全体で意思統一しました。

現業評議会は、21日にあらためて市長へ炊き出し支援の申し入れ書を提出。今後も現業職員が求められる役割を全力で果たしていく決意です。

▲上田市に現業職員の活用を申し入れる現業評議会(右)

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