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すすむ非正規公共54 要求前進で病院も保育所も守りたい

自治体ユニオン院内保育所支部 北海道自治労連

▲院内保育所支部(江差病院)の仲間。支部長の岩見かおりさん(左)

北海道自治体ユニオンの道立病院院内保育所支部は、院内保育所で働く保育士の雇用・賃金改善要求について、今年も労使交渉で賃金引き上げなどを勝ち取り、合意書を交わしました。

道立病院は、広大な北海道に、道立江差病院、道立北見病院、道立羽幌(はぼろ)病院、道立緑ヶ丘病院、道立向陽ヶ丘病院などが各地にあり、院内保育所支部の組合員も各地に点在しています。院内保育所の運営は、北海道母子寡婦福祉連合会(指定管理)が行っています。

今回の労使合意で、50歳までの職員は3号俸、55歳までは1号俸(ただし母子寡婦の場合は満60歳まで)の定期昇給の実施となりました。賞与もプラス年1万円を勝ち取りました。

臨時職員についても月額2000円程度の引き上げ(継続雇用職員)、新規採用は日額あたり200円増となり、賞与も1カ月分が支給されることになりました。

また、臨時職員の正規職員化については、「3年以上勤務している臨時職員については、正規職員として採用する」と前進回答がありました。

院内保育所支部で支部長を務める岩見かおりさんは「道立病院は年々縮小され、保育所を持っている病院は3カ所(北見、江差、向陽ヶ丘)となり、園児も各施設に数人となっています。地域にかかせない公立病院を守るためにも、院内保育所も存続させなければなりません。病院の存続とともに、これからも院内保育所で働く保育士の待遇改善に向けがんばっていきたい」と決意を語りました。

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