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すすむ非正規公共53 声をあげ賃上げと独自共済を実現

公務公共一般労組ヘルパー分会 かごしま自治労連

▲昨年12月に鹿児島市(写真左)と懇談。現場の声を届けました

設立37年目の障害者福祉法人で「かごしま公務公共一般労組ヘルパー分会」を立ち上げました。正規職員180人、非正規職員は370人が働き、うち140人が非正規ヘルパーです。これまで、職場にはさまざまな不満があったものの、個別に当局へ処遇改善を要求しても、なかなか改善されませんでした。

そこで、かごしま公務公共一般労組に相談し、2016年4月に6人の仲間でヘルパー分会を立ち上げました。

職場では月1回の会議や勉強会を開き、昨年には鹿児島市の障害者福祉課との懇談も実現しました。こうした活動で時給10円のベースアップを勝ち取りました。また近隣の事業所との違いを感じていた「介護職員処遇改善加算金」についても、職場に組合も参加した委員会をつくることで、計算方法や支給額を改善することができました。

「ヘルパーにも慶弔費が欲しい」という声を受け、組合が準備段階から参画して、慶弔費のほか慰労金、レクレーション補助、研修補助なども備えた独自の共済会を今年4月に発足。さらに、交通費実費支給や5年以上働いているヘルパーの無期雇用転換(希望者)を実現。また、安全衛生委員会も開催させ組合として参加しています。

組合活動が見えるようにと、各施設に「閲覧ボックス」を置き、要望書やアンケートに活用。組合加入書も目につくように工夫し、組合員も14人に増えました。引き続き、組合の輪を広げて、障害者の方の幸せと職員・家族の幸せをともに支えるために奮闘します。

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