あなたの思いをみんなで実現
働きがい求めて各地で組合に加入 頼れる仲間と一緒に
▲[岩手] 歓迎会の案内パネルをつくって、参加を呼びかける一関市職労(4月2日)
新入職員のみなさん、職場や仕事には慣れましたか。先輩たちが労働組合や共済の実績や魅力を伝え、各地で仲間が増えています。労働組合には悩みや思いを共有できる仲間がいます。歓迎会や学習会などのとりくみに参加していきましょう。
「わかりあえる仲間がいる」の訴えに組合加入
岩手・一関市職労
一関市職労の熊谷公彦委員長は説明会で、「労働組合は職場環境を向上させ、職員が安心して働くために重要な役割を果たしている。賃金の改善や人員不足の解消、健康的な職場づくりをめざし、市長との交渉で多くの要求を実現してきた」と実績を紹介。
青年部長と先輩組合員からは「困ったことや悩みがある時、労働組合には相談できる仲間がいる。同じ青年だからわかりあえる。一緒に働きやすい職場をつくるための一歩を踏み出そう」と呼びかけると、その場で加入する青年もいました。
若手役員・組合員が自分の言葉で組合語る
千葉・野田市職労
野田市職労では、4月3日の説明会でバレーボールなどの4つのサークルから活動内容をそれぞれ紹介。続いて役員の青年が労働組合について説明。「初任給が3万円近く上がったのは、労働組合が職員の声をまとめて市当局に要求した成果。地域手当の引き上げや休暇制度も改善させている」と労働組合の成果をアピールしました。
さらに職場から駆けつけた先輩組合員がそれぞれ自分の仕事の内容を紹介して「労働組合に入ってよかったこと」を自分の言葉で訴え多くの仲間を迎え入れています。
「数」が交渉力 働きやすい職場へ
茨城・常総市職労
常総市職労は、パワーポイントを使い「だれもが働きやすい職場をめざして」と労働組合の役割や活動について説明。10年前の鬼怒川が氾濫した際に災害対応の時間外手当を全額支給を実施させたことや地域手当を引き上げ(0%→2%)支給させた成果などを伝え、「労働組合は『数』が交渉力。ぜひ必要性を感じて加入してほしい」と呼びかけました。
説明を聞いた新入職員は「今後は部署ごとの目標をしっかりもって、自分が実績を語れる仕事をしていきたい」「早く仕事に慣れて、市民の幸せを守る職員になりたい」と抱負を話しました。
▲[茨城] 常総市職労の前澤海執行委員長(中央)は、ジェンダー視点でみんなが働きやすい環境づくりを訴えました(4月3日)
出世魚のプレゼントで新入職員を歓迎
高知・室戸市職労
室戸市職労では全員加入をめざし、4月1日の昼休み前に説明会を行いました。組合活動や自治労連共済について魅力やメリットを新入職員に伝えました。
さらに、地元特産の「室戸春ぶり」を新入職員にプレゼント。「ぶり」は切り身に分けられて新入職員に配られました。刺身や照り焼き、カマの塩焼きなどにして、家族と堪能したそうです。室戸市職労は5月9日の青年部定期大会にあわせて、歓迎会を予定しています。
▲[高知] 説明会では植田壯一郎市長(中央)もあいさつ。出世魚の「ぶり」をプレゼントする室戸市職労の山下智之委員長(写真右から2人目)
対話ですすむ組合加入
各地で工夫こらし新入職員を歓迎
愛媛・西予市職労では、対象者に歓迎メッセージを事前に送って、昼休みに本庁の新入職員一人ひとりに組合加入を呼びかけました。席の近い先輩組合員と一緒に声をかけると快く組合加入へ。ある新入職員との対話で出身地の話から役員の勤務先だった公民館を「覚えています」と会話も盛り上がり組合の加入につながりました。
京都・宮津市職は、これまで説明会ではなく、新採一人ひとりに声かけ担当を配置して、個別対話で加入に結びつけてきました。今年は採用数の増加から数十年ぶりに説明会を開催。ほぼ初めてのとりくみでしたが、書記次長(青年部長)を中心に、配布資料や説明会の流れ、その場で加入してもらうことをイメージして準備をすすめました。当日は職場の組合員も参加したランチ会形式で行い、前倒し採用を除く4月採用者全員の加入を実現させています。
広島市職労では、保育園など各職場で加入を訴え、多くの仲間が増えました。本庁では組合役員と書記がペアで職場をまわり加入を訴え、新入職員が加入しました。また、広島県福祉事業団労組の青年部は組合紹介の動画を作成して加入を呼びかけました。
福岡市立病院労組では、4月1日の辞令交付式・研修の昼休みに組合説明会を実施。約100人の新入職員に組合加入を訴えると組合と共済の加入がすすみました。
全国では新入職員だけでなく役職定年を迎えてあらためて組合への再加入も広がっています。
▲[愛媛] 訪問で対話が弾んだ愛媛・西予市職労
▲[京都] ランチ会形式で説明会を行った京都・宮津市職
▲[広島] 広島県福祉事業団労組の青年部は先輩が踊りながら組合を紹介する動画を作成しました