かがやきDAYS2015年6月号 Vol.499

自然豊かな美しい海を守りたい

沖縄公務公共一般労組 相馬 由里さん
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▲1日も早く新基地建設を撤回させて、介護福祉士の仕事に戻りたいと語る相馬さん

 現在、ヘリ基地反対協議会の所有する抗議船「平和丸」の船長を主にやっている相馬由里さんは介護福祉士です。神奈川県箱根町出身で「小学校4年生くらいから地域の老人施設でボランティア活動をしていたので将来は介護の仕事をしよう」と思ったそうです。

 介護福祉士として千葉県船橋市内の病院で働いていましたが、趣味のスキューバー・ダイビングで沖縄の海の美しさに惹かれて毎月通っているうちに沖縄のダイバー仲間から「沖縄に住んだらいい」と言われ、16年前に沖縄でくらし始めます。

 沖縄に来てからも介護の仕事をしていましたが「はじめはお年寄りの話す方言が理解できず、壁になりました」と当時を振り返ります。しかし、介護士仲間の支えもあって「お年寄りの話を聴いたり、沖縄の文化に触れるなかで自分が役に立っていることを実感できるようになりました」と語ります。

 自治労連・沖縄公務公共一般に加入したのは、臨時職員という不安定な雇用であったことや、「メーデーの時に沖縄県事務所の上里清美さんの雇い止め裁判の話を聴いて支えたいと思ったからです」と話します。

 現在、相馬さんは抗議船の専従船長3人のうちの1人で介護の仕事を休業して船長をしています。海上行動としてカヌーや抗議船に乗るようなり10年余。「ダイバーとして珊瑚やジュゴンなどがいる美しい辺野古の海を新基地建設によって失うことが許せない」という思いがきっかけだそうです。昨年7月に小型船舶の免許を取るなど行動力あふれる女性です。

 船長の仕事はかなりハードで海案内や抗議行動で辺野古の大浦湾を1回に10人前後を乗せ朝から夕方まで6~8往復することもあります。ストレス発散は「意外と思われるかもしれませんが料理を作ることです」と照れながら答えます。米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議行動をしているみなさんに船に乗る前に朝食を持って行くそうです(梅干し、のり、ふりかけ、米、味噌など食材募集中)。

 今後の抱負は「辺野古新基地建設の白紙撤回を1日も早く実現して本業の介護の仕事に戻ることです」と日焼けした笑顔で話してくれました。

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▲「不屈の船長」相馬さん