自治体労働運動資料室

民主的自治体労働者論アーカイブ

7 民主化同盟

 2・1ストに危機感を持った占領軍は、労働組合からの共産党の影響力排除、「組合民主化」などを掲げ教育・宣伝を始めます。これに呼応した一部グループが1948年ごろから、労働組合での共産党の影響力排除を目的として活動を開始します。このグループの総称が民主化同盟で、民同とも略称されます。
 民同は、1949年の行政整理、1950年のレッドパージによって職場から多くの共産党員やその支持者が排除されたたなかで、各単産・組合の主導権を握っていきます。こうした動きが1950年の日本労働組合評議会(総評)の結成につながります。
 民同が占領軍や経営者団体に保護・育成されたことは今日ではよくしられています。