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自治体にはたらく女性の全国交流集会in岩手を開催

自治体にはたらく女性の視点から、いのちとくらしを守ることを語り合い、伝えていこう

 7月7日(土)~8日(日)、「第38回自治体にはたらく女性の全国交流集会」が岩手県で開催され、前日からの豪雨で参加できなかった方もいましたが、全国からのべ431人(1日目225人、2日目206人)が楽しく学び、交流しました。現地実行委員長の西映子さん(久慈市職労)をはじめ岩手県内すべての単組から実行委員が選出されるなど、オール岩手で力を発揮、実行委員も参加者も元気になった集会となりました。

 1日目全体会は、八幡平市役所職員などで結成する「八幡平吹奏楽団」のジブリメドレーなどの音楽とともに開会、満場の喝采を浴びました。海老原友子実行委員長、高柳京子自治労連本部副委員長、小野寺栄悦岩手自治労連委員長が挨拶しました。

 田頭愛美女性部書記長による基調報告では、東日本大震災を経験し、復興に携わる被災地の現状と課題を女性の視点から明らかにする集会とするために、いのちとくらしを守ることを語り合い交流し、「職場・地域で、憲法を守りいかす共同」「仕事と生活を両立して働ける職場」「職場と社会の男女平等」「要求を語り合い、労働組合の強化拡大」など、自治体や公務公共関係職場で働く労働者として、職場や社会を変える力を養いましょうと運動提起を行いました。

 <特別報告~住民に寄り添う仕事の報告に共感>

 大槌町役場職員組合からは、大槌町の被害の現状と、派遣職員の受け入れや任期付職員の採用打ち切りなどの問題、震災後の組合活動について報告。岩泉町職員組合からは、平成28年台風10号災害における復旧・復興支援での生活橋の公的支援の必要性と保健師の活動について報告、愛知県本部女性部からは、愛知県保育労働実態調査で見えてきた保育所の労働実態について報告しました。

 文化行事は「佐比内金山太鼓(さひないきんざんだいこ)」による創作太鼓。400年の歴史のある和太鼓で、地域の若者に支えられ、海外公演も多数。そんな雄大な演奏を間近で見た参加者からは、「太鼓と演者の迫力とパワーに魅了され、感動が止まなかった」と多くの感想がありました。

<記念講演~声をあげ続け 交渉し続け 行動し続けます 楽しみながら>

 「未来を見据えた復興を~相馬地方の現状と野馬士のアプローチ~」と題して、南相馬市で農業を営む三浦広志さん(NPO法人野馬士代表理事、福島県浜通り農民連事務局長)が記念講演。タイトルの「野馬士」は、土地を離れた流浪の民、野馬追の土地でもう一度再起を謀る砦にしていこうと、2012年にNPO野馬士を設立し、福島の情報を発信し続けています。「原発事故の処理はまだ始まっていない。廃炉に向け片づけを始めたばかり。福島の危険と安全を正しく伝えることが大事」と、『全国・世界へ伝える原発20km圏内ツアー』を実施し、2013年は2,000人だったが、2017年には3,931人に。「復興の第一歩はコミュニティの再構築、人間の元気を復活させること」と、楽しさ作りの交流や農業ワークショップを開催。最後に、「原発のリスクを最小限に抑えながら私たちは生活しています。未来のために逃げ出したいけれど逃げ出せません。声をあげ続け、交渉し続け、行動し続けます」と締めくくりました。

<憲法カフェ・講座・分科会~「仕事」「働き方」を学び語り合う>

 2日目は、憲法カフェ、講座、6分科会、2見学分科会で学び交流しました。

 『憲法カフェ』では、「そもそも憲法って何だろう?」と憲法の意義を確認し、生活に関係する条文や違憲判決を学び、安倍改憲の危険や自治体労働者として憲法を学習する大切さを語り合いました。講座『コーチングを学ぼう』では、不安や迷いを解消し、目標に向かってパワフルに進むエネルギーを充填させ、自らも輝くことを学びました。

 分科会1『知ろう!子どもの貧困』では、子どもの貧困問題について、自治体職員としてどのようにとらえ、どう仕事につなげていくか考え合いました。分科会2『自分自身を大切に!女性の身体について学びましょう』では、女性ホルモンや身体、権利について学び、ワーク・ライフ・バランスやキャリアについて語り合いました。分科会3『女性の視点から見る東日本大震災』では、避難所生活で、女性や障害者、高齢者などの弱者に対して、自治体職員、女性の視点を学びました。分科会4『子育てのヒント』では、チームファンタジスタを講師に、「よろこび体操」など親子で楽しみました。分科会5『会計年度任用職員制度で職場はどう変わる?』では、会計年度任用職員制度の狙いと問題点について学び、正規と非正規が一緒に闘うことの必要性を確認しあいました。

 見学分科会1『陸前高田の今を知ろう』では、東日本大震災で大きな被害を受けながら、様々な困難に向き合いつつ、復興に向けて取り組んでいる陸前高田を見学し、歩みを学びました。見学分科会2『盛岡の街並み散策』では、農民や労働者、貧困や社会の矛盾に心を寄せた石川啄木と宮沢賢治の盛岡での足跡をたどりました。

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