大槌町立安渡保育所が「新園舎(仮設)」での保育スタート!

 岩手県大槌町立安渡保育所は、町内にある「ふれあい運動公園」敷地内に「プレハブ園舎」が完成し、4月1日からこの「園舎」での保育が始まりました。

 「東日本大震災津波」から丸2年。これまでは小学校の教室を使っての保育でしたが、やっと給食調理室を備えた保育所になりました。小学校校舎の時は、給食は外部から配送。トイレが園児用でないために子ども達も大変でした。また、教室(保育室)と廊下の間に厳しい温度差があるなど、様々な困難もありましたが、こうした課題も解決できるようです。

 岩手県保育連絡会の役員が訪問した時はすでに「お昼の給食(その日はカレーでした)」が終わっており、「お昼寝」の準備の最中でした。

 4月から所長となった先生に案内してもらいながら「施設」を見て回り、子ども達と「悪戦苦闘」する保育士さんたちの様子をみせていただきました。今日が初めてという子も何人かいましたが、みんな「人見知り」もせず、先生の言うことをききながら、ある子は自分でお着替えもしていました。
 所長先生は、「今日から始まったばかりなので、まだまだこの施設が子ども達にとってどうなのかわかりません。先生方と意見や知恵を出し合って、例えば扉のガラスには防護シートを貼り付けるなど、子ども達に最善の安心の施設にしていきたい」と話されました。保育室は3つあります。トイレも保育園児用の物が設置されており、先生も「これなら大丈夫」と笑顔を見せてくれました。

 新年度は「0・1・2歳児」が11人、「3・4歳児」が15人の26人でスタートです。新入職員は4人。保育室は少し狭いのですが、先生たちが安心の保育をすすめます。

 所長先生は「震災直後は保育は『人』、と思って小学校の教室だけど、保育士みんなで地域の方に支えられながら頑張ってきました。私は昨年度は海岸から遠い託児所に勤務しました。そこは施設は大変古いのですが、やはり『保育所』でした。何よりも保護者や地域の方から『津波が絶対来ないという安心感は代えがたい場所』といわれ、保育は子ども達が安心・安全に過ごせる場所が絶対必要と思いました。やっと仮園舎での保育ができ、退職された前所長の思いを引き継いで頑張っていきたい」と話してくれました。