千葉県当局がこれまで15年以上にわたって続けてきた人員削減により、県庁では長時間労働とサービス残業が蔓延しています。

 6月に県職労が行った残業調査では、「過労死ライン」を超える月100時間以上の残業を行った職員から「体調が良くない」「土日も出勤でもう倒れそうです」など悲鳴に近い声が寄せられ、過酷な残業実態が明らかになりました。また、こうした長時間残業を行わせていながら、上司などから「時間外手当の上限」を指示されるという「サービス残業」の実態も報告されています。

 7月31日の第1回県安全衛生委員会では、昨年度の残業時間は最大で月274時間(総務部本庁3月)と報告されましたが、過労死ライン月80時間の3倍を超える残業は、まさに異常です。

 県職労は、この間サービス残業是正のとりくみをすすめており、機関紙でこの問題を取り上げて、9月11日には朝8時から9時まで本庁舎入口で機関紙を配布しながら宣伝を行いました。驚いたことに、16日、組合事務所前の投書箱に「貴機関紙が時間外に正面から向き合う記事を掲載したことに感銘を受け投稿しました」という書き出しの投書とカンパ1万円が入っていました。

 36協定について、千葉県は、平成24年度までは土木・農林など公共事業40事業所のみで締結していましたが、平成25年度から法的に締結が必要な健康福祉センターなどの61事業所でも締結しています。

 県職労は、締結していない本庁など全職場での締結を要求し、サービス残業の根絶とそのもとである人員削減をやめさせ人員増要求のたたかいを強化します。組織拡大と結合して、「まず、職場内から法令遵守!」「ブラック県庁なくそう!」を合い言葉に、本庁職場での残業パトロールなどのとりくみをすすめて行く予定です。

※9月は、10月1日~7日の全国労働衛生週間の準備期間です。週間を前に、メンタルヘルス対策の推進、過重労働による健康障害防止のための総合対策の推進などの項目について、日常の労働衛生活動の総点検を行いましょう。

「いの健・岩手県センター」いよいよ発足

働くもののいのちと健康を守るセンターの役割重要! 

 image0039月13日、盛岡市内で「働くもののいのちと健康を守る岩手県センター」の結成総会と学習会が開催され、55人が参加、岩手県内の労働者の文字通り「いのちと健康を守るセンター」として発足しました。

 結成総会に先立って、森岡孝二氏(関西大学名誉教授・過労死防止基本制定実行委員会委員長)による「過労死等防止対策推進法について」と題した記念講演が行われました。

 学習会に引き続いて、「結成総会」が開かれました。議長に医労連の五十嵐氏を選出のあと、準備会の尾形代表があいさつ、「結成まで16年かかったが結成された意義は大きい」とあいさつ、全国センターや宮城県センターから来賓のあいさつをうけました。

 総会では、角掛・準備会事務局長から、結成の経過、2015年度活動方針、規約、予算等が提案され、全体の拍手で確認されました。

 討論では鈴木・復興県民会議事務局長、佐々木・盛岡地域労連議長(盛岡市職労)、渡辺・岩手自治労連書記長が発言し、それぞれ過労死の実態や、震災被災地での自治体労働者の健康問題などに触れ、「県センター結成」が待ち望まれていたことを発言しました。

 また役員には、岩手自治労連から「事務局次長」として高橋副委員長が選出されました。