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被爆70年を「核兵器のない世界へ」の転換点に
2015年3・1ビキニデー行動

  被爆70年の節目の年、そしてNPT再検討会議を4月に控え、「3・1ビキニデー日本原水協全国集会」、久image005保山愛吉さんの墓前祭ならびに原水爆禁止世界大会実行委員会等による「3・1ビキニデー集会」、などが2月27日から3月1日にかけて静岡市、焼津市で開催されました。

集会には、地元静岡自治労連を始め各地方組織からも多数参加し、本部からは福島副委員長・松原中執・岡崎中執・鹿野書記が参加しました。

 -原水協全国集会国際交流会議-137人が参加

 2月27日静岡市内で原水協全国集会国際交流会議が開催されました。海外代表として、アメリカフレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソン氏、韓国・参与連帯のイ・ミヒョン氏、マーシャル諸島共和国のピーター・アンジャイン氏が参加し、日本原水協事務局次長の土田弥生氏を加えた4氏により、問題提起発言が行われ、それを受けてフロアーから各地の署名の取り組みなどの報告が行われ、交流を深めました。

 NPTニューヨーク行動へ核兵器全面禁止のうねりを-原水協全国集会全体集会-

 2月28日に開催された「原水協全国集会全体集会」には1,100人が参加し、「アピール署名」や原爆展などの各地のとりくみ交流、NPT行動参加者からのリレートークによる決意表明が行われました。基調報告で日本原水協の安井事務局長は、「今年はラッセル・アインシュタイン宣言が出されて60年です。この宣言は核兵器による人類絶滅の危険を警告し、諸府に対してあらゆる紛争の解決のための平和的手段を見出すよう勧告しました。これは現在に通じる鋭い問いかけです。シリア問題など多くの深刻な問題に直面している今、核兵器廃絶は一刻の猶予もならない緊急の課題です」と述べ、自治体、住民ぐるみでの核兵器廃絶に向けた署名行動を旺盛に展開することを提起しました。集会後8つのテーマに分かれて分科会が開催され、この間の運動交流や学習がおこなわれました。松原中執が第1分科会「NPTから世界大会へ―核兵器全面禁止の行動を」の運営委員を務めました。

企画-Ring!Link!Zero 2015-

  28日の夜、静岡駅前で、4月から開催されるNPT再検討会議に向け青年の署名行動大宣伝を行い、岡崎中執をはじめ全国から参加の各団体85人の青年が参加しました。シール投票で道行く人と対話を 進め、「NPT再検討会議という会議に向け核兵器廃絶の署名をしています。ニューヨークに持って行くので、ぜひ一筆を!」と呼びかけました。シール投票では「無くしたいとおもうけど、無くせないのでは?」という意見も多く、Ring!Link!Zero実行委員会の作成したチラシを配り、今や世界の多数が核兵器NO!の声を挙げていることなどを伝えました。約1時間の宣伝で100筆を超える署名が集まりました。

 雨降る中-献花墓参行進・墓前祭-に1,600人が参加

 3月1日の朝、アメリカによるビキニ環礁水爆実験の被害で亡くなった「第五福竜丸」元無線長久保山愛吉さんへの献花墓参行進(ビキニデー静岡県実行委員会・日本宗教者平和協議会主催)がJR焼津駅から墓がある弘徳院まで行われ1,600人が参加しました。続いて行われた久保山愛吉氏墓前祭には、福島副委員長が列席しました。また、自治労連から核兵器廃絶・戦争のない平和な社会を願い、花輪を手向け、久保山さんの遺影にバラの花をお供えしました。

 核兵器のない世界を-被災61年2015年3・1ビキニデー集会—開催

 3月1日午後からは、世界大会実行委員会、静岡県実行委員会共催の「3・1ビキニデー集会」が、第五福竜丸の母港がある焼津市内で開催され2,000人が参加しました。主催者あいさつを静岡県原水爆被害者の会の川本司郎会長が行い、つづいて主催者報告で世界大会実行委員会の野口邦和共同代表が「広島・長崎・ビキニと三度原水爆の被害を体験した日本国民は、核兵器の非人道的な恐ろしさを学びました。しかし、日本国政府は被爆国として核兵器の全面禁止を提起せず、アメリカの『核の傘』に依存し続け、極限の状況では核兵器の使用も容認する態度を表明しています。被爆国にふさわしいイニシアチブを発揮するよう政府に求めていかなければなりません」と呼びかけました。

 来賓あいさつを中野弘道焼津市長が行い、松井一実広島市長、田上富久長崎市長からのメッセージも紹介されました。海外代表のジョゼフガーソンさん、イ・ミヒョンさん、ピーター・アンジャインさんによる「2015年NPT・被爆70年へ核兵器のない世界に向けて」と題したミニトークが行われ、静岡自治労連林克委員長が、静岡県評議長の立場で、焼津市内の平和に向けた取り組みリレートークのコーディネーターを務めました。

 フィナーレでは、NPTニューヨーク行動への参加者が舞台に上がり、その中で、広島自治労連平岡健太郎青年部長が「広島に生きる青年として核兵器反対と世界平和を強く訴えていきたい」とニューヨーク行動への決意を語りました。

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