悠湯 旅情2013年新年号 Vol.470

名橋・城を眺める錦帯橋(きんたいきょう)温泉 山口県岩国市

有益で幸運を呼ぶ家の守り神シロヘビ

 巳年にちなんで「岩国のシロヘビ」を拝みに行きませんか。錦帯橋温泉から歩いて錦帯橋を渡り、周辺を散策しながら岩国神社へ行くとシロヘビが拝めます。  錦帯橋温泉までは車で来れば観光範囲も広がりますが、2012年12月に開港した、米軍岩国基地との共用空港である「岩国錦帯橋空港」を利用すれば、タクシーで約15分程度で錦帯橋温泉に到着します。  温泉の斜め前が錦帯橋です。「世界に誇る名橋」と讃えられる錦帯橋は、錦川に架かる木造五連の太鼓橋です。1673年に創建され、276年間流されることがなかったとは驚きです。篤姫も将軍徳川家定に嫁ぐ途中に渡り、歌川広重は浮世絵に描きました。  錦帯橋を渡る(大人300円)と、吉川(きっかわ)資料館や吉香(きっこう)公園、ロープウェイの駅前に「横山白蛇観覧所」もあり、小さな観賞室に数匹のシロヘビを見ることができます。岩国白蛇保存会が岩国市と共に数カ所で保護保存活動を行っています。  「岩国のシロヘビ」はアオダイショウの色素細胞のない変種が定着したもの。1738年にはその存在が記録に残されています。当時の人々は、米蔵でネズミを捕るシロヘビを有益で幸運を呼ぶ家の守り神として大切に保護してきました。1972年「岩国のシロヘビ」として国の天然記念物に指定されました。  さて、歩き疲れたら温泉で疲れをとりましょう。錦帯橋温泉は岩国国際観光ホテルの7階にあり、岩風呂、石風呂、歩行湯、サウナ、大浴場など多数。泉質は単純弱放射能冷鉱泉です。  露天風呂からは眼下に錦帯橋や岩国城を眺めることができます。夜はライトアップされた錦帯橋や岩国城の眺めも楽しみです。また、昭和の解体時の錦帯橋に使われていた材木が休憩処の梁や温泉小径の欄干に使われ生き続けています。

▲篤姫も渡った江戸時代から人気の錦帯橋

 


温泉メモ

【錦帯橋温泉】岩国国際観光ホテル

営業時間/
午前11時〜午後10時
料金/
1700円 (タオル・バスタオルつき)
交通/
山陽自動車道岩国ICから車で10分、 JR新幹線・新岩国駅から車で7分、 岩国錦帯橋空港から車で15分