日本列島 おどろき・おもしろミュージアム2013年4月号 Vol.473

群馬県太田市 ジャパン・スネークセンター

国内唯一、世界最大のヘビ展示施設

 岩国のシロヘビ、赤城大明神の大蛇神やヤマタノオロチ、ヨーロッパのメドゥーサ、アクレピオスの杖(医療のシンボル)など世界各地で崇拝・信仰・畏怖の対象となってきたヘビ。  ジャパン・スネークセンター(財団法人日本蛇族学術研究所)はヘビを約1万匹も飼育し、日本で唯一、蛇類を中心にさまざまな学術研究、世界各地のヘビの飼育展示をしています。また、文化庁からの委託で岩国の天然記念物のシロヘビの保存等に尽力しています。今年は12年に一度の大盛況。来園者や取材の対応で大忙しのようです。  東南アジアでコブラの咬症による死亡は年間3万人以上と言われ、入場料はヘビの生態の調査、血清製造、薬理研究などに充てられています。  毒蛇温室にはキングコブラ、ガラガラヘビなど世界中の有名な毒蛇や色彩の美しいヘビたち。「ヘビに睨まれた蛙」と言いますが、かわいい瞳に引き込まれそうです。大蛇温室では6メートル超のニシキヘビ、ウミヘビ、熱帯蛇類温室ではニシキヘビ、採毒室では採毒の実演や仔ヘビも見られます。  国際研修センターでは、毒蛇の鑑別、救急処置や治療・予防のため国内外から研修生を受け入れ、情報を発信しています。  また、東京原宿のマンションで警察に押収された51匹の毒蛇、飼い主にかみついたなど、人間の身勝手からセンターに連れて来られたヘビたちも多数保護されています。  新幹線内で発見され、こだまを停止させた赤と黒のストライプが毒々しいホンジュラスミルクスネークは、実は無毒でおとなしくペット向き。ヘビ愛好家は案外多いようです。なお、毒蛇の飼育には許可が必要です。  日本に生息する毒蛇は、マムシとヤマカガシとハブだそうですが、素人には判別は難しそうです。巳年にちなんでヘビとお友だちに!?

▲アートな感じさえするニシキヘビの骨標本

▲美人なのに世界最強の猛毒をもつブラックマンバ

▲ジャパン・スネークセンター入口

 


ミュージアムメモ
所在地/ 〒379−2301 群馬県太田市藪塚町3318
交通/ 車:北関東自動車道太田藪塚ICより約10分
電車:東武桐生線「藪塚駅」より徒歩10分、 JR両毛線 「岩宿駅」よりタクシー7分
開園時間/ 3〜11月:9時〜17時 12〜2月:9時〜16時30分
入場料/ 中学生以上1000円、4歳〜小学生500円
休園日/ なし
問い合わせ/ 0277−78−5193
※医療機関や一般からの問い合わせにも応じています。毒蛇にかまれたなど、緊急の場合に限り、夜間でも対応してくれます。