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【シリーズ150】マラソンがつなぐ親子の絆

My Way My Life2013年3月号 Vol.472

千葉・浦安市職 斎藤 扶知雄(ふじお)さん

マラソンがつなぐ親子の絆

 斎藤さんは、浦安生まれの浦安育ちです。現在は浦安市の環境レンジャー課で仕事をしています。浦安市は、東日本大震災で液状化により大きな被害が出ましたが、震災直後は斎藤さんも昼夜を問わず、仮設トイレ設置や土砂の撤去などをしました。あれから2年経過しますが、道路整備など本格的な復旧はまだこれからです。  そんな斎藤さんの特技の一つはマラソンで、市内の走友会の浦安ランナーズクラブに所属して練習しています。若い頃は1カ月1000キロ以上走っていましたが、現在は毎週1〜2回10キロほど走っています。  もともと足腰と体力には自信があり、中学生の時はサッカー部でした。マラソンとの出会いは、千葉県の東葛地区の駅伝大会に中学校の選抜選手として参加したことです。しかし、走友会に入って本格的に始めたのは30歳になってからで、市主催のマラソン大会が初めて行われた時に参加したことがきっかけです。  東京マラソンにも出場したことがあるほか、浦安市と姉妹都市のアメリカフロリダ州オーランド市のマラソン大会にも市の派遣選手として出場し、年齢別で優勝したこともあります。  マラソンの魅力は「走っている時は何も考えていないので心をリフレッシュできることです。走り終わった後の達成感もあります」と笑顔で語ります。また、現在も続けている大きな理由は「10歳のひとり娘、真子と一緒に走るのが楽しくて、走ることを通じて親子の絆がつながっていると思うから」と照れながら話してくれました。  斎藤さんはマラソン以外にも、スキー1級の腕前で各アルペン大会にも出場しているほか、市のテニス部に所属しているなど運動万能です。また、組合では浦安市職委員長として組合運動でも活躍中です。浦安市職青年部主催のスキーツアーに参加したことが組合役員になったきっかけでした。  小柄な体のどこにパワーがあるのかと思うほどですが、今後の目標をたずねたところ、「体力が続く限り娘と一緒に走ること、そして娘が自分よりも早く走れるようなることです。きっともうすぐでしょうけれど!」と語ってくれました。

▲昨年10月、「市川リバーサイドマラソン」4年から6年の女子の部で真子さんが6位入賞しました

▲9年ほど前、千葉マリンマラソンのスタート前 (マリンスタジアム)