My Way My Life2013年2月号 Vol.471

神奈川・横浜市従 大城(おおしろ) 美津江さん

自然が好き 平和な空が大好き

 「やっぱり、オナガガモだわ」。横浜駅東口からほど近い高島水際線(たかしますいさいせん)公園の川面には100羽以上の水鳥が羽を休めていました。横浜市従婦人部で書記次長を務める大城美津江さんは、3年前に日本自然保護協会の自然観察指導員の資格を取得、以来神奈川県フィールドスタッフ、厚木市森林セラピー基地案内人の肩書で、グリーンタフ友の会、湘南自然観察クラブの活動や、かながわトラストみどり財団で森林づくりにも参加しています。  大城さんは沖縄県出身。「修学旅行で日光に行き、初めてもみじやヤツデを見てビックリ。神奈川に住むようになって、つくしなど知らない動植物ばかりで、名前を知りたくて調べたの。沖縄の姪っ子に栗のイガやドングリなどを送ったら、すごく喜んでくれた。学校にも展示され、みんなからお礼の手紙が来たのよ」とうれしそうに語ります。それが自然に惹かれ、のめり込んでいくきっかけでした。  自然観察はすべての自然が対象。動植物だけでなく、岩や石、空や雲、星なども観察の対象です。観察の仕方やポイントを伝えるのが指導員の役目です。  「チェルノブイリの事故の前は、自然を壊すのは戦争だと思っていたの。でも事故の後、自然を破壊するのは『核』だと思った」と大城さんは振り返ります。福島の事故後はさらにその思いが強くなりました。「自然のなかに生きている人間のために、自然を守らなければという思いを伝えたいから指導員になったの」と大城さんは言います。  また「沖縄の最近の若い人たちは基地に対する抵抗感が薄れている」と危機感を覚えます。さらに「マスコミに操作されているのよ。NHKの『純と愛』は沖縄のことなのに基地のキの字も出てこない。『ちゅらさん』の時もそうだった」と大城さんの怒りは収まりません。  おじい、おばあから聞いた沖縄戦では24万人が犠牲になり、繰り返される基地の島の悲劇。いつも犠牲になるのは貧しい普通の人々です。「自衛隊が国防軍になって海外へ行くなんて絶対ダメ。憲法9条を変えるなんて絶対ダメ。自然破壊の原発もダメ」とキッパリ言います。

▲2011年、帷子川(かたびらがわ)河口に整備された高島水際線公園にて

▲オナガガモ、ユリカモメ、カイツブリなど10種類以上の野鳥を観察します