My Way My Life2012年12月号 Vol.469

静岡・浜松市職 鈴木 正道(すずき まさみち)さん

アマチュア無線で空に宇宙に思いをはせる

 「こちら『JA2ZPF』……」。アマチュア無線機を駆使し、さまざまな人と交信する姿はいかにも楽しそう。  浜松市職で長年組合活動にかかわり、執行委員長や書記長も歴任。現在も執行委員として活躍する鈴木正道さんが、組合活動よりも長く続けているのがアマチュア無線です。  最初に免許を取ったのは中学3年の時。兄が楽しむ姿に影響されて始めました。以来45年以上続く趣味になっています。就職後には1級免許も取り、市役所のアマチュア無線クラブにも所属。自宅には無線用のアンテナのために鉄塔まで建てる力の入れようです。最近は、休眠状態だった無線クラブを再立ち上げして、クラブ員も15人にまで増やしました。クラブは市の防災訓練に、アマチュア無線局としても参加するなど、職員らしい一面も見せています。  鈴木さんは「無線交信は、近くにいても聞こえないこともあるし、思いもかけない遠くの人と話せることもある。すごくよく聞こえるときと状態が悪いときでは、ぜんぜん違う。これは電離層などの状態が変わることで起こる変化。無線は自然現象にも思いを巡らせることができる」と魅力を語ります。  無線以外にも、グライダーなどのラジコンも操り、最近では伝統の浜松凧も自分で作るという多趣味ぶり。「風がない日はグライダー、風の日は凧、雨の日や夜は無線と『全天候型』の趣味」だと笑う鈴木さん。一見アマチュア無線と無関係に見えますが、「天空・風・宇宙に思いをはせることができるのが共通点。下を向いていると気持ちまで暗くなってしまう。天空に、宇宙に思いをはせることは、人間にとって必要なこと」と目を輝かせます。  その鈴木さんも、組合役員らしく政治の話では表情が変わります。「せめて老後に趣味が楽しめるような政治を日本で実現しなければ。日本の社会保障制度の改善のために、組合も力を尽くすべきだ」と力強く語ってくれました。

▲自宅の無線機。手にしているのはモールス信号の電鍵。最近はモールス信号が流行しているとも

▲無線アンテナのために建てた鉄塔が自宅にそびえます

▲自作の浜松凧。一見普通の凧ですが、さまざまなこだわりがあるようです