国立国会図書館 電子展示会「日本国憲法の誕生」 

説明
平成15年5月の憲法記念日に、国立国会図書館は、電子展示会「日本国憲法の誕生」を公開いたしました。幸いにも、国内外から大きな反響があり、多数の方々がこのページを訪れ、また励ましや今後の拡充に向けた要望等を頂戴いたしました。私どもは、昨年の公開直後から、この展示会を量的・質的に、より充実させる検討を重ね、この度、さらに充実した内容の展示会をご覧いただけることとなりました。

この電子展示会「日本国憲法の誕生」は、日本国憲法の誕生に関する国内外の重要な資料をインターネットを利用してご覧いただくものです。これは、インターネットの普及に鑑み、より多くの方々が、当館資料に触れる機会を提供する手段として、電子展示会が画期的な意義があると考えたためです。総合テーマ「日本の記憶」のもとで、日本の文化と歴史に関わる諸事項を、当館所蔵資料を中心に電子化し、解説を加えたインターネットによる展示会の企画の一つとして、実施してまいりました。

今回の公開に当たり内容を充実させた主な点は以下のとおりです。連合国・GHQ/SCAP(連合国最高司令官総司令部)の資料を特に増強し、連合国側の動向についての解説を加えたこと、「論点」を新設し、戦争放棄や二院制など憲法をめぐる主要なテーマについて解説したこと、憲法制定過程に関する主要ドキュメントを掲載する「文書庫」を設けたことなどです。このほか、全体にわたりかなりの数の資料を追加するとともに、関連した部分の解説について追加修正を加えました。

現在、国会では、日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行うため、衆参両議院に憲法調査会が設置され、活発な議論がなされています。このような折に、憲法制定過程に関する多くの重要な資料を所蔵している当館が、これら資料を分かりやすく展示・解説し、ホームページ上で広くご覧いただけるようにすることは、当館の役割でもあり、また憲法に対する国民の皆様の理解と関心を深めるものと存じます。この展示会が、国会における審議はもとより、家庭や学校などさまざまな場所で広く活用されることを期待しております。また、英語版サイトも作成しており、海外の研究者等にも広くご利用いただけるものと考えております。