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熊本地震 全国からボランティア支援続々 がれき撤去や室内の片づけ、生鮮食品の配布などに大奮闘

 

image003 5月14日に設立された「熊本地震」被災者支援共同センターでは、本格的なボランティア活動が始まっています。21-22日(土・日)の2日間で、自治労連からは福岡、大分、鹿児島、沖縄の延べ10人、全体では14団体、38名がボランティア支援に入り、依頼があった6軒のがれき撤去と、2軒の家屋内片付けをお手伝い。2日間で2トントラック2台分のブロックや瓦を処理しました。

 被害が集中している益城町では、Aさんのお宅に作業に入りました。

 家屋自体に見た目の損傷はないものの地盤・擁壁が傾いたことで「危険」の赤紙判定。ボランティアのみんなで自宅裏の倒壊したブロックを片付け、見違えるようにきれいになりました。行動に参加した仲間は「益城町の内の内まで入り、状況のひどさに愕然。自身に何が出来るかわからなかったが、とにかく力になりたかった。共同センターの手配のおかげでスムーズな作業ができて、逆にこちらから感謝します。これからもバンバン使ってください。」と話してくれました。

生鮮野菜の無料配布会「今日初めてもらえたのでうれしい」 

image010 5月22日、共同センター事務所前(熊本市)で、群馬、茨城、長崎などの農民連から寄せられた大根100キロ、玉ねぎ18キロ、ホウレンソウ100束など生鮮野菜の配布会を実施。事前にボランティアの皆さんが事務所周辺に500枚のチラシを配布。時間前から約70人の住民が行列をつくり、用意した野菜などは30分足らずでなくなりました。

 被災後も自宅で生活している人には救援物資などが届いておらず、「震災直後から色んな所に並んだけど全然もらえなかった。今日初めてもらえたのでうれしい」「自宅の修復などで出費は増えるばかり。日々の生活に欠かせないものの提供はありがたい」などの声が寄せられました。

 配布活動をおこなった福岡自治労連の懸谷書記長は「喜ぶ顔をみて、うれしくなりました。地域の人たちと復興について話し合うきっかけになればいいですね」と語っています。

 無料配布活動は20日、益城町でも行い、野菜やお米、リンゴジュース等の物資を被災者に渡しとても喜ばれています。