老朽化した調理場の修繕へ、溶接資格も取得

image003 豊橋市職労の 調理員の仲間は、市当局に民間委託や人員削減を提案させないために、2年前から職場に作業部会を立ち上げ、自らの手で業務改善を進める取り組みを始めています。作業部会として「調理」(調理手順のマニュアルを作成し、標準化)・「広報」(調理員自身が企画・立案し、調理業務をアピール)・「修繕」の3つの部会を設け、職場の円滑な運営や技術の伝承のために、日々業務改善を行っています。

 その中で「修繕部会」は、主に調理場内の修繕と、その修繕の記録や費用対効果を自分たちで作成しています。部会を立ちあげる以前から修繕業務は行っていましたが、業務の可視化はしておらず、全く活動内容が知られていませんでした。直営の東部調理場と西部調理場は昭和50年代に建設され、施設内外の老朽化が進み、修繕の仕事は日々増えています。修繕は主に溶接作業で修理しますが、誰でも簡単にできることではありません。現在4名の調理員が溶接の資格を取得し、互いに協力しながら修理を行っています。

修繕は、民間委託より迅速で低コスト~直営だからできること

 職場では 以前、調理業務で使用している機械が破損し、動かなくなったことがありました。故障した機械は、翌日には調理業務で使用するため、民間業者に修理を頼んでいては間に合いません。そこで調理員が自ら機械の修理を行いました。数時間かかった大変な作業でしたが、みんなで機械修理・修繕技術を学び合いながら修理し、image006翌日の調理に無事間に合わせることができました。

 市職労の調理員の仲間は、「迅速な対応ができるのも、学校給食の提供に強い責任を持つ『直営ならではの強み』だと感じた」と述べています。調理員が自ら機械の修理をすることで、大幅なコスト削減にもつながっています。

 かつて4か所あった市直営の調理場は現在2カ所になっています。これ以上の民間委託をさせないためにも、市職労の調理員の仲間は「自分たちで出来ることは自分たちで、という強い気持ちを持って仕事に取り組むことが職場を守ることにつながる」と確信しています。