まちコレ2015年11月号 Vol.504

きしめん

出汁の香りが食欲そそる気軽な庶民のソウルフード

愛知県名古屋市
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▲削り節の香りが食欲をそそります

 今は昔の江戸時代、尾張徳川家だけが許される特別な食べ物のひとつに雉肉を入れた「きじめん」という麺があり、何代目かの藩主が「雉(きじ)肉の代わりに油揚げを入れれば、庶民が食べても構わない」ということで油揚げを入れたきじめんが、「きしめん」の名で広がった、という説が…。

 ひらたい麺類は数あれど「きしめん」と固有名詞で呼んでいるのは名古屋周辺の地域だけです。

 近頃は、「櫃(ひつ)まぶし」「手羽先」などが名古屋グルメと騒がれますが、筆者の一押しは、何と言っても「きしめん」。平打ちのもちっとした食感のきしめんは、濃いめの汁がよくからむ名古屋のソウルフードです。JRや名鉄のホームにも多く出店されている「きしめん」屋さん。名古屋へお立ち寄りの際には、ぜひご賞味ください。

 麺とつゆがセットのお持ち帰りも、サッと茹で、油揚げや削り節を添えればおいしさがほんのり香り立ちます。これからの季節にピッタリです。

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▲名古屋駅のホームで手軽に食べられます

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