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〔13〕釣りで広がった〝感動〟

かがやきDAYS2015年5月号 Vol.498

釣りで広がった〝感動〟

愛知・名水労 永田 靖典さん
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▲愛知県碧南市の「海釣り公園」での釣りの様子。
この日は、イワシやコノシロなど30匹以上釣れました

 名古屋市上下水道局に入職して15年目を迎える永田靖典さん。組合では名水労部部長を経て、現在は職場の分会役員として活躍しています。

 そんな永田さんの一番の趣味は釣りです。大物はなかなか釣れないけど、食いつくときの「ピクピク」「クイクイ」という感触、「あっ!来てる」と、タイミングを合わせてグイッと竿がしなる感覚が大好き、とニコニコ。月に2、3回は釣りに行き、長ければ朝7時から15時くらいまで釣るといいます。

 釣りを始めたきっかけは、30歳になって生活にも少しだけ余裕ができ、「何か新しい趣味を」と思い立ったこと。もともと職場の先輩から「大物が釣れる。海は最高」など、釣りの話を聞いていて興味があったといいます。

 はまったのは、海や川など大自然のなかで開放的な気分になれる魅力。「のんびりと、日常を忘れてゆったり時間を過ごせるのが好き」と言います。

 まだ、釣り歴は浅いけどどうしたら釣れるか、「狙いの魚に合わせて、餌・おもり・針など、自分で考えて工夫して、それがうまくいって釣れると本当に楽しい」。自分で調べ、人にも教えてもらい、「釣り」の世界がどんどん広がる、「一つこなせば次の課題があり、それをまた乗り越えていくのが楽しいんです」と魅力を語ってくれます。

 仕掛け、竿の動き、魚の気持ちになって「どうしたら食いついてくれるか」を考え、釣りやすい天候や狙いの魚のお腹の空く時間も調べる綿密さで、向上心はバッチリです。

 釣った魚は、家でさばき方を調べ、料理します。「子どもが自分の釣った魚やエビを見て喜んでくれるんです」と思わずこぼれる笑み。「友達と釣りに行くので、一緒に釣るのも楽しいし、釣った魚を一緒に食べるのも最高」と永田さん。

 また、たまたま隣り合った釣り人と仲良くなって、釣りの情報や仕掛けの工夫を教えてもらうこともあるそうで、「知らない人とも楽しく会話ができる、そんな『人とのつながり』が生まれるのも釣りの良いところ」と語る永田さん。夜勤明けの取材後、「明日は休みなので、今日は午後から釣ってきます!」と疲れ知らずの永田さん。今日こそは大物が釣れるかもしれません。

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▲自分の釣った魚をさばいてお刺身に。お子さんも大喜びです