2011年6月号 Vol.451

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生まれた家は
あとかたもないほおたる
防府市街の山頭火生地跡に東屋と句碑があります。尾崎放哉と並ぶ自由律俳句の代表的歌人として残した俳句のほかは全てを失う人生を送った山頭火の足跡は「○○跡」としてしか残っていません。
分け入つても
分け入つても青い山
生家跡からこの句碑をスタートして防府天満宮前の萩往還道までは「山頭火の小径」とされ、家々には木に書かれた山頭火の句に花が添えられています。
ふるさとの
水をのみ 水をあび
防府駅てんじんぐち(北口)前には山頭火の銅像が、この句とともに建てられています。自分の銅像が故郷の駅前に建てられるとは思ってもみなかったでしょう。山頭火の俳句が評価され始めたのは70年代になってから、それまではごく一部に知られた存在でした。
酔うてこほろぎと
寝ていたよ
大同駅から南へ30分歩いたところに、酒造業跡があり、今は酒の販売店となっています。道路の向かいにはこの句碑が建てられています。以前は酒造会社の醸造場がありましたが、この会社は今も「山頭火」という酒を造っていて、生家跡の句碑にこの酒が供えられていました。
この旅、果てもない旅の
つくつくぼうし
1940年、松山市で没。58歳。酒を飲み俳友に迷惑をかけては後悔し、また繰り返す「どうしようもないわたしが歩いてゐる」と詠んだ旅の末に、故郷に迎えられ眠っています。
また、防府駅から20kmほど離れた湯田温泉も山頭火ゆかりの地。駅周辺には5カ所の足湯があり、そのうちの一つである高田公園や温泉街にも山頭火の句碑が建てられています。
▲防府駅前の山頭火の銅像 |
▲今は酒販店になっている酒造場跡 |
温泉メモ
【山頭火生家跡】
| 所在地/ | 山口県防府市八王子2丁目 | |
| 交通/ | JR防府駅から車で5分 | |
| 問い合わせ/ | 防府市役所観光振興課 0835−25−2148 |
【高田公園】
| 交通/ | JR湯田温泉駅から徒歩5分 |
▲高田公園内の足湯 |
| 足湯利用時間/ | 午前10時〜午後10時 駅周辺5カ所の足湯は すべて無料・屋根付き |
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| 問い合わせ/ | 湯田温泉観光案内所 083−901−0150 |

